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広島原爆記念日:日本はロシアの核の威嚇を「受け入れがたい」と非難

広島市は昨年に続き、ウクライナでの戦争を理由にロシアとベラルーシを式典に招待しなかった。(AFP)
広島市は昨年に続き、ウクライナでの戦争を理由にロシアとベラルーシを式典に招待しなかった。(AFP)
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06 Aug 2023 05:08:31 GMT9
06 Aug 2023 05:08:31 GMT9

東京:8月6日、日本の岸田首相は広島への原爆投下から78年目を迎えるにあたり、核兵器の使用を示唆しているロシアの威嚇を強く非難した。

第二次世界大戦末期、アメリカは2つの日本の都市に原爆を投下した。1945年8月6日、広島では約14万人が原爆の犠牲となり、その3日後長崎では7万4,000人が亡くなった。

「世界で唯一の被爆国である日本は、核兵器のない世界へ向けた取り組みを続けます」と、広島で行われた記念式典で岸田首相は述べた。

「その実現は、核軍縮とロシアの核の脅威をめぐって国際社会が分裂を深める中で、ますます困難なものになっています」

「このような状況下で、核兵器のない世界を実現するための国際社会の取り組みを再度強化することが重要性を増しています」

「核兵器が広島と長崎にもたらした悲劇は、二度と繰り返されてはなりません」と、広島出身の岸田総理は述べた。

岸田総理の発言に先立ち、国連のアントニオ・グテーレス事務総長は原爆記念日に寄せる声明を出し、「一部の国が軽率にも再び核のサーベルをちらつかせ、この全滅をもたらす兵器を使うと脅しをかけている」と指摘していた。

「これらの脅しに対し、世界は一丸となって声をあげなければなりません。いかなる形での核兵器の使用も、受け入れられないのです」とグテーレス氏は述べている。

記念式典では、数千人の被爆者とその家族、過去最多となる111か国の代表が原爆の犠牲者を悼み、世界平和を呼びかけた。

広島市は昨年に続き、ウクライナでの戦争を理由にロシアとベラルーシを式典に招待しなかった。

多くが黒い衣装を着た参列者は、戦争で初めて核兵器が使用された午前8時15分に合わせて黙とうをささげた。

今年岸田首相は、G7サミットを広島で開催している。

岸田氏は核軍縮に向けた議論の高まりを目指して、裕福な民主主義国家を代表する国々の首脳とともに広島の原爆記念館と平和記念公園を訪れた。

だが、ロシアがほとんどむき出しの形でウクライナで核兵器を使用するという威嚇を繰り返し、北朝鮮がミサイル発射によって核兵器の拡散防止への取り組みを阻害する中で、軍縮への機運は低下している。

今月、世界の100以上の医学誌が異例の共同声明を出し、核兵器廃止に向けた早急な行動を求め、核による破滅の脅威は「大きなもので、増大しつつある」と警告した。

AFP

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