Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter
  • Home
  • 日本
  • 木村容疑者を追送検=岸田首相襲撃、殺人未遂容疑など―和歌山県警

木村容疑者を追送検=岸田首相襲撃、殺人未遂容疑など―和歌山県警

刑事責任能力について調べるため5月下旬から行われていた鑑定留置は1日まで。(AFP)
刑事責任能力について調べるため5月下旬から行われていた鑑定留置は1日まで。(AFP)
Short Url:
31 Aug 2023 06:08:18 GMT9
31 Aug 2023 06:08:18 GMT9

和歌山市で4月、岸田文雄首相の遊説中に爆発物が投げ込まれた事件で、威力業務妨害容疑などで逮捕された無職木村隆二容疑者(24)=鑑定留置中=について、和歌山県警は31日、殺人未遂や爆発物取締罰則違反などの容疑で追送検した。爆発物を鑑定した結果、殺傷能力が確認されたことから、県警は首相や聴衆らに対する殺意があったと判断した。

ほかに公選法違反、火薬類取締法違反、銃刀法違反の容疑でも追送検された。刑事責任能力について調べるため5月下旬から行われていた鑑定留置は1日まで。和歌山地検は鑑定結果などを踏まえ、木村容疑者の刑事処分を決めるとみられる。 

捜査1課によると、木村容疑者は昨年11月から今年4月15日の事件までの間に、兵庫県川西市の自宅やその周辺で黒色火薬を詰めたパイプ爆弾2個を製造。同日午前、和歌山市の雑賀崎漁港の演説会場に持ち込み、首相ら複数人を殺害する目的でうち1個を投げ込んで選挙の自由を妨害した上、男性警察官(33)と聴衆の70代男性に軽傷を負わせるなどした疑いが持たれている。

現場では黒色火薬約4グラムとペティナイフ1本を所持していたという。

現場で取り押さえられた木村容疑者は、威力業務妨害容疑での現行犯逮捕に続き、火薬類取締法違反容疑で再逮捕された。逮捕後の調べに対し、黙秘を続けていた。

時事通信

特に人気
オススメ

return to top