日韓・韓日議員連盟の合同総会が15日、衆院議員会館で開かれた。北朝鮮による核・ミサイル開発の「脅威」に対処するため、「日韓両国の議会間の安全保障対話を積極的に推進する」とした共同声明を採択した。
声明はまた、東京電力福島第1原発の処理水海洋放出に関し、「国民不安を解消するため、厳格に管理・統制することを両国政府に要請する」と明記。日韓の若年層の相互理解に向け、映画祭や音楽イベントを通じた協力を推進することを盛り込んだ。
岸田文雄首相はメッセージを寄せ、首脳が相互に往来する「シャトル外交」を約12年ぶりに再開したことに言及。「日韓関係改善の動きは今や軌道に乗った。共に新時代を切り開いていけるよう、緊密に意思疎通していく」と表明した。
2025年大阪・関西万博の成功と30年釜山万博の誘致実現に向けた特別決議も行った。次回は24年に韓国で開く。
時事通信