
ベイルート:レバノン軍は27日、国境付近においてイスラエル軍との間で発煙弾による応酬があったと発表した。この1週間で2度目の同様の事案となる。
レバノン軍はオンラインでの声明で、「ブルーライン」の北側にイスラエル軍が仕掛けたとレバノン軍が述べる「違反行為」の解消を行っていた作業員に同行していた同軍の哨戒部隊に対して、イスラエル軍が発煙弾を発射してきたという。
今夏、レバノン国境では緊張が高まっており、イスラエルとパレスチナの間で暴力が再燃した際には、イスラエルに対してロケット弾が発射された。そして、レバノンの重武装組織「ヒズボラ」やその支持者らがイスラエル軍と対峙するようになっている。
イスラエル軍もレバノン南部の国連平和維持軍も、ロイター通信のコメント要請にすぐに応じることはなかった。
レバノンとイスラエルの現在の境界線はブルーラインと呼ばれ、これは2000年にイスラエルがレバノン南部から撤退した地点までを示す、国連が画定した国境線だ。
レバノン軍の哨戒部隊は「敵軍に対し、発煙弾を発射して応戦した」と声明で述べた。
ブルーライン付近で似たような衝突をめぐって両軍が催涙ガスと発煙弾により応酬した件に続き、1週間で2度目の同様の事案となった。
ロイター