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トルコ軍がシリア北東部に空爆、少なくとも11人が死亡:監視団

クルド当局によると、先週の5日以降、トルコ軍は域内の各所に爆撃を行っており、民間施設や軍事施設、インフラなどを破壊し、死傷者も発生している。上の写真は、2023年10月7日にトルコの無人機攻撃で死亡したアサーイシュ隊員の葬儀が行われている様子。(AFP通信)
クルド当局によると、先週の5日以降、トルコ軍は域内の各所に爆撃を行っており、民間施設や軍事施設、インフラなどを破壊し、死傷者も発生している。上の写真は、2023年10月7日にトルコの無人機攻撃で死亡したアサーイシュ隊員の葬儀が行われている様子。(AFP通信)
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09 Oct 2023 05:10:13 GMT9
09 Oct 2023 05:10:13 GMT9

シリア、カーミシュリー:クルド人支配下にあるシリア北東部で9日、トルコ軍が治安組織の訓練施設を空爆し、クルド人の警備員が11人死亡、他にも数十人が負傷したと戦争監視団が伝えた。

ハサカ県のアル・マリキーア郊外で、アサーイシュとして知られる域内治安部隊の「訓練施設に対してトルコ軍機が攻撃を行い、11人が死亡、数十人が負傷した」とシリア人権監視団が報告した。

このクルド人部隊は声明の中で空爆があったことを報告し、「多数の隊員が死亡し、他にも負傷者が出た」と述べた。

AFP通信の特派員によれば、現地当局は献血を呼び掛けているという。

シリアでは、長期にわたる内戦の混乱が続く中、クルド人らが同国の北東部に半自治地域を築き上げた。

クルド当局の情報によれば、先週の5日以降、トルコ軍は域内の各所に爆撃を行っており、民間施設や軍事施設、インフラなどを破壊し、死傷者も発生している。

トルコ国防省は6日、今月始めにアンカラで2人の警備員が負傷した事件に対する報復として、一連の新たな空爆を開始したと発表した。

2016年以来となるトルコの首都を狙ったその爆破事件で犯行声明を出したのは、トルコ政府と西側の同盟諸国がテロ組織に指定しているクルド労働者党(PKK)の一派だった。

トルコ政府は、10月1日に爆破事件が発生してから数時間後、イラク北部にあるPKKの拠点を空爆。その数日後に、ハカン・フィダン外相が事件の犯人は「シリアから来て、そこで訓練を受けていた」ことを明かした。

2019年にダーイシュはシリア最後のテリトリーから排除されたが、この戦いを主導したのは米国が支援するクルド人主体のシリア民主軍(SDF)だった。

トルコ政府は、SDFの中心に立つクルド人民防衛隊(YPG)をPKKの分派と見ている。

AFP

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