
エルサレム:2023年10月14日土曜、イスラエル政府高官は、先週末のハマスによる残忍な奇襲攻撃について、事前の情報分析に「ミス」があったことを認めた。
パレスチナの武装勢力は10月7日未明、ガザ境界のフェンスを破り、イスラエル南部の地域や軍事基地を標的とした多方面からの攻撃を開始した。
国家安全保障顧問のツァヒ・ハネグビ氏は、記者会見で、ハマスの攻撃はないとみているとした最近の発言について問われ「私のミスであり、(情報)分析担当者全員のミスだ」と答えた。
また、2021年のイスラエル軍との大規模衝突から「ハマスは教訓を得たものと信じていた」と述べた。
イスラエル政府当局によると、攻撃が始まって以来、1300人以上の市民と治安部隊が死亡、少なくとも120人が武装勢力に拘束され、ガザに囚われていると見られている。
ハネグビ氏は人質とハマス囚人との捕虜交換については拒否するとし、「殲滅すべき敵との交渉はあり得ない」と述べた。
ハマスによると、ガザ地区に対するイスラエルによる執拗な空爆により、この1週間で少なくとも子供600人を含む2200人以上が死亡したという。
AFP