アラブニュース・ジャパン

東京：数百人のデモ隊が土曜日、イスラエルによるパレスチナ人への「民族浄化」を非難、国際司法裁判所（ICJ）にジェノサイドを提訴した南アフリカへの支持を表明した。

デモ隊は多くの人で賑わう東京・新宿に集まり、駐日イスラエル大使館に向かって行進しながら、即時停戦を求め、ガザ民間人への爆撃を非難した。

行進ではイスラエルによる占領を事実上支持しているアマゾンやマクドナルド、プーマなど、さまざまな企業に対するボイコットを求める垂れ幕が掲げられた。

アマゾングループで働いていたという人は、ジェノサイドに間接的に関与しないよう、同社を退職したと話した。イスラエルに対するボイコットを呼びかける国際キャンペーンBDSによると、アマゾンはイスラエル軍および政府を支援しており、パレスチナ人を傷つける可能性のあるニンバスプロジェクトに関わっている。

デモ隊は、ネルソン・マンデラ氏がケフィエを着用した肖像画を「正義」という言葉とともに示した。南アフリカのアパルトヘイト廃止に貢献したマンデラ氏はかつて、「私たちの自由はパレスチナ人の自由なくしては不完全だ」」と述べた。

あるデモ参加者は、ICJの裁判官と弁護士を示す2つのプラカードを掲げ、「イスラエルに対する行動では不十分だが、少なくとも、今や全世界がイスラエルがパレスチナ人に対して行った大量虐殺について知っている」と話した。

デモ隊は駐日イスラエル大使館前で、占領の終結とパレスチナの子どもたちを殺害することをやめるよう求め、交互に入り口に向かった。

日本とパレスチナの双方にルーツを持つラップ歌手のダニー・ジンさんは、「大量虐殺は、ICJの裁判を待たず直ちに止めなければならない」と語った。またジンさんは、日本国憲法に沿って平和を守るべき日本政府として、イスラエル政府への圧力を強めるべきだと主張した。

折からの雨や雪にもかかわらず、駐日イスラエル大使館前のデモ隊は、ガザでの大量虐殺をやめさせる決意を訴え続けた。