
ドーハ:ロシアの侵攻後、家族と引き離された4人のウクライナ人の子どもが、カタールの介入により親族と再会することになったと当局が月曜日に発表した。
プロセスについて説明を受けた外交官によると、カタールがロシアとウクライナ当局を仲介する間、2歳から17歳までの4人はモスクワのカタール大使館に滞在しているという。
その中には、母親がロシアで拘束されている子ども1名と、戦争勃発時にロシアの病院に入院していたため母親と連絡が取れなくなった子ども1名も含まれている。
「ウクライナとロシアの両政府は、子どもたちの安全確保とウクライナへの出発に協力的です」と、同外交官は匿名を条件に述べた。
「子どもたちは、ロシアで家族と離れている間、ロシア政府から適切なケアと治療を受けました」
4人ともカタール、エストニア、ポーランド、ラトビア、リトアニアを含む第三国を経由してウクライナに渡航している。
Lolwah Al Khater国際協力担当大臣は声明において「本日、ウクライナの子どもたちが家族のもとに戻ったことは、ウクライナ政府とロシア政府間の友好の証しであり、前向きな一歩である」と述べた。
「我々は、今日の打開が最初の一歩に過ぎないことを理解していますが、このプロセスを通じて双方が示したコミットメントとオープンさに勇気づけられており、これが両国間の緊張緩和と信頼構築に向けたさらなる取り組みにつながることを心から願っています」と同大臣は付け加えた。
ガスが豊富な湾岸の君主制国家であるカタールは、先月のイランとアメリカの捕虜交換など、いくつかの国際紛争における仲介役を務めてきた。
AFP