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光をテーマにしたアート祭典がリヤドを照らす

サウジアラビアで年に一度開催される光の祭典「ヌール・リヤド」では、サウジや世界40ヶ国以上のアーティスト約130組による190以上のインスタレーションが展示される。(写真:AN/Huda Bashatah)
サウジアラビアで年に一度開催される光の祭典「ヌール・リヤド」では、サウジや世界40ヶ国以上のアーティスト約130組による190以上のインスタレーションが展示される。(写真:AN/Huda Bashatah)
サウジアラビアで年に一度開催される光の祭典「ヌール・リヤド」では、サウジや世界40ヶ国以上のアーティスト約130組による190以上のインスタレーションが展示される。(写真:AN/Huda Bashatah)
サウジアラビアで年に一度開催される光の祭典「ヌール・リヤド」では、サウジや世界40ヶ国以上のアーティスト約130組による190以上のインスタレーションが展示される。(写真:AN/Huda Bashatah)
サウジアラビアで年に一度開催される光の祭典「ヌール・リヤド」では、サウジや世界40ヶ国以上のアーティスト約130組による190以上のインスタレーションが展示される。(写真:AN/Huda Bashatah)
サウジアラビアで年に一度開催される光の祭典「ヌール・リヤド」では、サウジや世界40ヶ国以上のアーティスト約130組による190以上のインスタレーションが展示される。(写真:AN/Huda Bashatah)
サウジアラビアで年に一度開催される光の祭典「ヌール・リヤド」では、サウジや世界40ヶ国以上のアーティスト約130組による190以上のインスタレーションが展示される。(写真:AN/Huda Bashatah)
サウジアラビアで年に一度開催される光の祭典「ヌール・リヤド」では、サウジや世界40ヶ国以上のアーティスト約130組による190以上のインスタレーションが展示される。(写真:AN/Huda Bashatah)
サウジアラビアで年に一度開催される光の祭典「ヌール・リヤド」では、サウジや世界40ヶ国以上のアーティスト約130組による190以上のインスタレーションが展示される。(写真:AN/Huda Bashatah)
サウジアラビアで年に一度開催される光の祭典「ヌール・リヤド」では、サウジや世界40ヶ国以上のアーティスト約130組による190以上のインスタレーションが展示される。(写真:AN/Huda Bashatah)
サウジアラビアで年に一度開催される光の祭典「ヌール・リヤド」では、サウジや世界40ヶ国以上のアーティスト約130組による190以上のインスタレーションが展示される。(写真:AN/Huda Bashatah)
サウジアラビアで年に一度開催される光の祭典「ヌール・リヤド」では、サウジや世界40ヶ国以上のアーティスト約130組による190以上のインスタレーションが展示される。(写真:AN/Huda Bashatah)
サウジアラビアで年に一度開催される光の祭典「ヌール・リヤド」では、サウジや世界40ヶ国以上のアーティスト約130組による190以上のインスタレーションが展示される。(写真:AN/Huda Bashatah)
サウジアラビアで年に一度開催される光の祭典「ヌール・リヤド」では、サウジや世界40ヶ国以上のアーティスト約130組による190以上のインスタレーションが展示される。(写真:AN/Huda Bashatah)
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04 Nov 2022 11:11:37 GMT9
04 Nov 2022 11:11:37 GMT9
  • 「ヌール・リヤド」ではサウジや世界のアーティストによる190以上の作品が展示される

レベッカ・アン・プロクター

リヤド:第2回「ヌール・リヤド」が2日に開幕し、リヤドのキング・アブドゥラー公園上空では色とりどりのドローン約2000機が電子音楽に合わせて見事なフォーメーションを作り出した。

米国のアーティストのマーク・ブリックマン氏によるこの作品は「混沌の秩序:秩序の中の混沌(The Order of Chaos: Chaos in Order)」というタイトルで、テクノロジーが人間に与える影響を音、光、動きを通して探究するものだ。

サウジアラビアで年に一度開催される光の祭典「ヌール・リヤド」では、サウジや世界40ヶ国以上のアーティスト約130組による190以上のインスタレーションが展示される。

11月19日まで3週間にわたって開催されるこの祭典は、40ヶ所と5つの主要ハブ(リヤドの外交団地区、キング・アブドゥラー金融地区、サラム公園、JAX地区、キング・アブドゥラー公園)で作品を展示する。

今年の祭典は、「新たな地平を夢見る(We Dream of New Horizons)」をテーマに、刷新と変革の楽観主義を反映したものとなる。エルベ・ミカエロフ氏、ドロシー・ディ・ステファノ氏、ジュマナ・ゴウス氏が共同キュレーションを担当する。

このイベントの第1回は2021年に行われ、サウジや世界のアーティスト60組以上による作品と33の光のインスタレーションを通して、サウジアラビアの過去と急速に変化する現在が讃えられた。今回はその3倍の規模で開催される。

リヤド市王立委員会の一部である、サウジアラビア初の国家的パブリックアートイニシアティブ「リヤド・アート」の後援により開催されるこのイベントのミッションは、リヤドを「壁のないギャラリー」に変えることだ。

同委員会の目的は、リヤドを世界で最も環境にやさしく、住みやすく、持続可能な大都市に変えるために、増加する住民にアートを届けるとともに、この市を美しくすることだ。

注目すべき作品は、歴史とデジタル世界の間にバーチャルな地平を作り出すスコットランド出身のチャールズ・サンディソン氏によるビデオプロジェクション「光の庭(The Garden of Light)」(外交団地区)、エコロジーについてのメッセージを込めて夢のような反射を通して水を光に変えるダーン・ローズガールデ氏によるインスタレーション「ウォーターリヒト(Waterlicht)」、アート企業エネスによるカラフルな「キューピッドのコイの庭(Cupid’s Koi Garden)」(サラム公園)などだ。

また、サウジのアーティストであるムハンナド・ショノ氏による息を呑むような作品も展示される。これは周囲を幽玄な光を放つ大胆かつ繊細な構造物に変える作品で、バイト・アル・マラズで見ることができる。

キング・アブドゥラー金融地区では、ジョエル・アドリアノメリソア氏、川俣正氏、ジネブ・セディラ氏、ダグラス・ゴードン氏、ファビオ・ヴォルピ氏、ヴィガス氏、アサード・バダウィ氏、ジャン=ミシェル・オトニエル氏によるインスタレーションが展示される。

外交団地区でも、グリマネサ・アモロス氏、アリシア・クワデ氏、ダニア・アル・サレー氏、ベルトラン・ラヴィエ氏、チャールズ・サンディソン氏、モルガン・フィリップ氏、アイマン・ヨッスリ・デイドバン氏、フライトグラフなど、サウジと世界のアーティストによる作品やコミッションが見られる。

リヤドアートのプログラムディレクターであるハリド・アル・ハザニ氏は、「ヌール・リヤドは、アートと文化を通してサウジアラビアの首都を活気のあるコスモポリタンなグローバル都市に創造的に変える計画の大きな部分を占めています」と説明した。

ヌール・リヤドのプロジェクトマネージャーを務める、サウジの建築家でデザイナーのヌーフ・アル・モネーフ氏はアラブニュースに対し次のように語った。「今年のテーマは未来に向けた希望を生み出すことです」

「第1回と比べると規模が3倍になっています。昨年は一つの空の下に集うこととコロナパンデミック後のつながりがテーマでしたが、今年は未来に目を向けて、それが与えてくれるはずの希望、情熱、興奮を感じたいと思います」

同氏によると、約90の委託作品はリヤドアートのもとで6ヶ月間安全に保管され、その後アーティストに返却される。

カタログによると、トーク、ワークショップ、パネルディスカッション、パフォーマンスを含む500以上の「文化的活力と社会的結束を高める」イベントも行われる。

今回の祭典は、リヤドのJAX地区で2022年11月3日から2023年2月4日まで3ヶ月間にわたって行われるアート展示会「スパークからスピリットへ(From Spark to Spirit)」と平行して開催される。こちらはネヴィル・ウェイクフィールド氏がキュレーションを担当し、サウジのガイダ・アル・モグレン氏がアソシエイトキュレーターを務める。

この展示会では、ラリー・ベル氏、アリシア・クワデ氏、フィリップ・K・スミス3世氏といった世界的アーティストのほか、フムード・アル・アッタウィ氏、ザーラー・アル・ガムディ氏、モアス・アロフィ氏、ワラー・ファドゥル氏、ダニア・アル・サレー氏などのサウジのアーティストの作品が展示される。また、UAEのゼイナブ・アル・ハシェミ氏や、バーレーンのアーティストで建築家のヌール・アル・ワン氏など、地域の新進アーティストも紹介される。

この展示会は、テクノロジーに大きな力点を置きながら、光の神秘と力で人間の興味を捉えるマルチメディア作品を提示する。

国内外からの来場者、注目のアートキュレーター、アーティスト、プロフェッショナルが、これらの作品を見るために集結する。

アル・モネーフ氏は、「この光の祭典を皆様に体験していただきたいと思います。東西南北、リヤドの至る所をカバーしています。是非体験して欲しいです」と語った。

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