Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter
  • Home
  • 中東
  • 米、ワグネルがヒズボラへの防空システム供与を計画との情報を入手:WSJ

米、ワグネルがヒズボラへの防空システム供与を計画との情報を入手:WSJ

イランの革命防衛隊はレバノン内戦(1975~90年)のさなかの1982年にヒズボラを創設した。(ロイター)
イランの革命防衛隊はレバノン内戦(1975~90年)のさなかの1982年にヒズボラを創設した。(ロイター)
Short Url:
03 Nov 2023 10:11:35 GMT9
03 Nov 2023 10:11:35 GMT9
  • レバノンのヒズボラは、同盟関係にあるガザ地区のパレスチナ組織ハマスとイスラエルが10月7日に戦争を開始して以降、国境を挟んでイスラエル軍と砲火を交わしている
  • 同紙によると、米政府は防空システムが既にヒズボラに送られたとの確認はしていない

モスクワ:米国は、ロシアの民間軍事会社ワグネルが、イランの支援を受けるレバノンの民兵組織ヒズボラに防空システムを供与することを計画しているとの情報を入手した。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)紙が複数の身元不明の米当局者の話を引用して報じた。

同紙によると、ワグネルはパンチルS-1(NATOではSA-22として知られる)の供与を計画している。対空ミサイルと対空機関砲を使い航空機を迎撃するシステムである。

ロシア政府から資金提供を受けたワグネル・グループは、6月に元指導者のエフゲニー・プリゴジン氏が反乱を起こし失敗に終わって以降、同国政府による厳しい管理下に置かれている。ロイターは同組織にコメントを要請したが回答はなかった。

WSJ紙が話を引用した身元不明の米当局者の一人によると、米政府は防空システムが既にヒズボラに送られたとの確認はしていない。しかし、米当局者らはワグネルとヒズボラが関与する協議を注視しているという。

同紙によると、パンチルS-1が供与されるのであればシリア経由で行われるとみられる。ロシアは2015年にシリア内戦に干渉して同国のバッシャール・アサド大統領を支援した。

イランの革命防衛隊はレバノン内戦(1975~90年)のさなかの1982年にヒズボラを創設した。これは、1979年のイスラム革命を地域全体に輸出するための、そして1982年にレバノンに侵攻したイスラエル軍と戦うためのイランの努力の一環だった。

レバノンのヒズボラは、同盟関係にあるガザ地区のパレスチナ組織ハマスとイスラエルが10月7日に戦争を開始して以降、国境を挟んでイスラエル軍と砲火を交わしている。

ロイター

特に人気
オススメ

return to top