
イスタンブール:トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は11月4日、イスラエルのガザでの行動を理由に、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相との接触を断つと述べた。
「ネタニヤフ首相はもはや対話できる相手ではない。我々は同大統領を見限った」とトルコのメディアはエルドアン大統領の発言を引用した。
エルドアン大統領の発言は、イスラエルとハマスの戦争についてトルコの言辞が激しさを増しているため、イスラエルがトルコ政府との関係を「再評価」していると述べた1週間後のことだった。
イスラエルは先に、安全保障上の予防措置として、トルコやその他の地域諸国からすべての外交官を引き揚げていた。
イスラエル軍はガザ最大の都市を包囲し、10月7日のイスラエル襲撃に対する報復としてハマスを殲滅しようとしている。当局によれば、約1400人(ほとんどが民間人)が死亡し、約240人が人質となった。
ハマスが運営するガザの保健省によれば、イスラエル軍の攻撃と地上作戦の激化により、9,400人以上のガザ市民が死亡し、そのほとんどが女性と子どもだという。
エルドアン大統領は4日、トルコはイスラエルとの国交を断絶するつもりはないと述べた。
「国交を完全に断ち切ることは、特に国際外交においては不可能だ」とエルドアン大統領は語った。
エルドアン大統領は、トルコ国家情報機構(MIT)のイブラヒム・カリン長官が、戦争終結を仲介しようとするトルコの努力の先頭に立っていると述べた。
「長官はイスラエル側と対話している。もちろん、同長官はパレスチナとハマスとも交渉している」
しかし同大統領は、ネタニヤフ首相は暴力行為の第一の責任を負っており、「自国民の支持を失っている」と述べた。
「ネタニヤフ首相がすべきことは、一歩下がって戦争を止めることだ」とエルドアン大統領は語った。
AFP