東京:25日、原宿の新しいギャラリーにて、東京のアート界に限定した初の記念すべき展覧会が公開された。BAE(Blockchain Art Exchange)が主催するCryp TOKYOでは、約8人のアーティストのバーチャル(仮想的)かつフィジカル(物理的)な作品をQRコードが描かれたスクリーンで披露した。
ブロックチェーンと非代替性トークン(NFT)の世界において、アーティストは購入者に対し、コードが書かれたインターネットリンクの形で仮想作品を販売する。これにより、他の人に転売しても作品は追跡可能で、アーティストはリセールごとに追加料金を受け取ることができる。
2021年3月には、アーティストのBeeple(Cryp TOKYOには不参加)がNFTアート作品を6900万ドルで販売した。
Cryp TOKYOの主催者の一人であるサーシャ・ベイリー氏によると、BAEのコンセプトは芸術家が仮想通貨で報酬を受け取ることができ、追加収入を得ることができるという。
彫刻家の小林さゆり氏は、イーサリアムやDai(ダイ)には躊躇があるが、価格の変動が少なくドルレートに近い仮想通貨は、アーティストにとって新しいものだと語った。
BAEのCEOでカーテックス・ブロックチェーン・グループのベイリー氏(27)は今後、日本での事業を展開していく予定だ。
Cryp TOKYOは6月26日から3週間、一般公開される。