
アブダビ:UAEの大統領外交顧問は4日、米国はイスラエル・ハマス戦争の早期終結を推進する必要があるとしたうえで、数十年にわたるイスラエル・パレスチナ問題に対する新たなプロセスを見出さなければならず、さもなくば米国は無力と見なされるだろうと述べた。
アンワル・ガルガシュ顧問はまた、過去20年間パレスチナ問題の「特質」であり続けてきたイスラエルの封じ込め政策は失敗したとしたうえで、難民、国境、東エルサレムといった問題に対処するための新たなアプローチを求めた。
同顧問はアブダビで開かれた政策会議で、「米国の関与は、この戦争をいつ終わらせられるか(早ければ早いほど良い)、そして異なる種類の問題解決プロセスを持つことができるかという観点から見られるだろう」と述べた。
「もしこの危機が特に人道面において続けば、そしてこの危機を経ても10月7日以前の古い封じ込め政策が再び取られるのであれば、この地域における米国の役割は、正しいか間違っているかはともかく、無力と見なされると思う」
同じ頃、あるホワイトハウス高官はワシントンで、ハマスに拉致された多数の人質の解放を勝ち取るために、この紛争の「非常に大規模な」一時停止に関する交渉が行われているところだと述べた。
この高官は次のように話した。「この件については非常に真剣かつ活発な話し合いが行われている。しかし、その実現のための合意にはまだ至っていない」
また、人質の正確な人数は「誰も知らない」としたうえで、「100人は優に超えており、おそらくは200人以上だ」と述べた。
さらに、それだけの人数の解放を実現するには「かなり大規模な戦闘一時停止が必要になるだろう」とした。
しかし、この高官は次のように釘を刺した。「実現するかどうか、あるいはいつ実現するかについての保証はない」
ロイター
AFP