
エルサレム: イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、以前、戦前に陸軍予備役が行った抗議行動が、先月、ハマスが攻撃を起こした原因となったかどうか調べる必要があると発言したと報道されていたが、この発言を取り消したと見られている。
イスラエルのチャンネル12などの報道機関は、予備役がもはや通常の任務に応じないと言ったことなどを含め、何か月も続いた政府に対する抗議が、現在の戦争の引き金となったハマスの10月7日の凶悪事件の原動力を追加したかどうか検討する必要があるかもしれないとネタニヤフ氏が発言したと報じた。
しかし、国民の反発の後、ネタニヤフ首相は、ハマスがこの戦争を始めたのは、「我々を皆殺しにしたかったからで、我々が論争していたからではない」とXに投稿した。
「ハマスは、悪を行った。よって、排除されなければならない。団結によってのみ我々は勝利する」とネタニヤフ首相は、言った。
これに先駆けて、イスラエル緊急政府の一部としてネタニヤフ戦時内閣に野党から参加したベニー・ガンツ副首相が、ネタニヤフ首相は発言を撤回しなければならないと語った。
「戦争中に責任逃れと泥仕合をするは、国への打撃だ」とガンツ副首相は、ソーシャルメディアのXに書いた。
土曜日、先月のハマスの殺戮者によるガザ地区周辺のイスラエル人地域社会に対する致命的な攻撃を防げなかったことに抗議する人々が、ネタニヤフ邸の外に集まり、怒りをあらわに「今すぐ投獄!」と繰り返した。
イスラエル人の4分の3以上がネタニヤフ首相は退任すべきと考えていることを示す世論調査と同時期に行われたこの抗議は、国民の政治と安全保障の指導者らに対する増大する怒りを明確にした。
ロイター