
ベイルート: ダーイシュの攻撃により、シリアの砂漠地帯で少なくとも30人の政府側兵士が死亡した、と戦争監視関係者が11月8日に発表した。関連する攻撃では今年最も死者数が多いものの一つとなった。
イギリスを拠点とするシリア人権監視団は、「11月8日の朝、ダーイシュ組織がシリアの砂漠の検問所と軍事拠点に行った同時攻撃で、30人(うち兵士4人、国防軍26人)が死亡した」と述べた。
攻撃はラッカ、ホムス、デリゾールの間で発生した、と現地に巨大な情報網を持つ同監視団は付け加えた。
同監視団代表のラミ・アブドル・ラーマン氏は、不特定多数の負傷者がおり、中には重体者もいるとして、犠牲者はさらに増える可能性があると警告した。
ダーイシュは2014年6月、シリアとイラクの広範囲にわたって「カリフ制」を宣言し、恐怖の支配を開始した。
2019年にシリアで領土的には敗北したが、残存勢力は、特に砂漠の隠れ家から、致命的な奇襲攻撃や待ち伏せを依然として続けている。
シリアの戦争は、2011年にバッシャール・アル・アサド大統領が平和的な民主化デモを鎮圧した後に勃発した。それ以来、外国勢力や世界的なジハード主義者たちを巻き込んでいる。
この紛争によって50万人以上が死亡し、同国の戦前の人口の半分が家を追われている。
AFP