
エイラート:9日、ドローン(無人機)がイスラエル南部のリゾート地エイラートにある学校を攻撃し、その後イスラエルの防空システムが紅海上空でミサイルを迎撃したとイスラエル軍が発表した。
イランの支援を受けるイエメンの武装組織フーシ派は、イスラエル南部に「弾道ミサイルを連射」したと述べたが、声明ではドローンについては言及しなかった。
正体不明のドローンによるエイラート小学校での爆発で、身体的な負傷を負った人はいなかったが、救急隊員が7人のショック症状を治療していたと、現場にいた軍報道官は述べた。
救急隊は別途その詳細を認めた。
AFPの記者が目撃したところによると、数十人の兵士と警察官によって封鎖された学校の周辺には地元住民が群がった。
9日遅く、イスラエル軍は、紅海上空でミサイルを迎撃したと発表したが、その出所は明らかにされなかった。
フーシ派は、10月7日以来、イスラエル・ハマス戦争で、この地域の米軍をも標的とした破壊的な攻撃作戦を強化する中、イスラエルに対してミサイルやドローンによる攻撃を繰り返していると主張している。
フーシ派のヤヒヤ・サリー軍報道官は声明の中で、「我々の軍隊は…ウンム・アル・ラシュラシュ(現在のエイラートの場所にあった町のアラビア語名)地域の軍事目標を含む…イスラエルのさまざまな重要な標的に向けて弾道ミサイルを連射した」と述べた。
サリー氏は作戦は「成功した」と述べ、攻撃は「命中した」と主張した。
イスラエル軍のダニエル・ハガリ報道官は記者団に対し、イスラエル軍は紅海沿岸のエイラートに対する攻撃を含め、この地域の脅威を監視していると述べた。
「いくつかの場所から脅威がもたらされる可能性がある」とハガリ氏は記者団に語った。
10月7日に武装組織ハマスがガザ地区からイスラエル南部に侵入し、イスラエル当局者によると、民間人を中心に約1400人を殺害したことで戦争が勃発し、現在も戦闘が続いている。
ハマスが支配するパレスチナ自治区ガザ地区の保健省によると、イスラエルのガザ地区への報復攻撃で1万800人以上が死亡し、その大半は民間人だという。
イスラエルとハマスの戦争に関連した別の事件として、フーシ派は8日、米国の無人偵察機を撃墜したと発表した。
フーシ派は声明の中で、イスラエルに対する「米国の軍事支援の一環として、イエメン領海で敵対的な監視とスパイ活動を行っていた米国のMQ-9を、我々の防空システムが撃墜することができた」と述べた。
10月7日の攻撃後、イスラエルへの軍事支援を急ぎ、この地域における米軍の態勢を強化した米国の高官は、同国のドローン1機が撃墜されたことを認めた。
AFP