
イスマイリア(エジプト):月曜日、野戦病院用の物資を積んだトルコの船が、戦争で荒廃したガザ地区と接するラファ国境検問所に近いエジプトのエル・アリーシュ港に到着したと港湾関係者が語った。
ガザ地区のハマス武装勢力がイスラエルを攻撃した10月7日に戦争が勃発して以来、このような援助船がエジプトに到着したのは初めてのことだ。
イスラエルは猛烈な爆撃と地上侵攻を実施しているが、ハマス政府の関係者らは、これにより1万1,000人以上が死亡し、その大半は民間人で、数千人の子どもも含まれていると話す。
トルコ保健当局の担当者は、この船は「8つの野戦病院を開設するための資材、発電機、救急車」を積んでいると述べた。
このトルコ政府関係者は、イスラエルが支配していないガザ地区への唯一の国境であるラファ検問所から、約40キロ離れたエル・アリーシュに野戦病院を建てることについて、トルコ政府がエジプト政府に承認を求めたと付け加えた。
「エジプト当局からゴーサインを受け取りました。エジプト側から示された地域に、これら病院を開設する予定です」とこの関係者は語った。
今回の物資の輸送は、イスラエル軍との戦闘の結果、燃料が不足してガザ地区北部のすべての病院が「機能停止」に陥ったとのハマス政府当局者の声明を受けて行われた。
ハマス政府保健省のユセフ・アブリシ副大臣は、シファ病院で燃料が枯渇したことで、週末からの同施設内での死者数は、集中治療室の成人患者27名と乳児7名に増加したと語った。
AFP