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レバノン大統領、新首相指名のための協議を延期
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15 Oct 2020 05:10:04 GMT9
15 Oct 2020 05:10:04 GMT9
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- アウン氏は10月15日に協議を行う予定だった
- アウン氏はサード・ハリリ氏が新内閣樹立に向けて国会議員の過半数の支持を集められるか否か評価することが期待されていた
ベイルート：レバノンのミシェル・アウン大統領は、１９７５─１９９０年の内戦以来最悪の経済危機脱却に向けた新内閣樹立のための首相選びを目的とした協議を1週間延期したと、10月14日、大統領府が発表した。
アウン氏は10月15日に協議を開催する予定をしており、イスラム教スンニ派指導者のサード・ハリリ氏が新内閣樹立に向けて国会議員の過半数の支持を集められるかどうかを評価することが期待されていた。
しかし、前日、キリスト教系の主要政治家2人が、1年前、大規模な抗議活動後に首相を辞任したハリリ氏を指名することに懸念を抱いていることを表明した。
レバノンは金融不安に陥り、レバノン・ポンドの価値が暴落している。COVID-19のパンデミックと2カ月前にベイルートの港で発生した大爆発が金融不安を悪化させ、多くのレバノン人を貧困に追い込んでいる。
フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、ハリリ氏が支援を約束した大規模な構造改革を条件に、数十億ドルの国際的な資金援助の獲得を可能とする工程表を提案していた。
レバノン大統領府は「解決すべき困難な問題が生じ、一部の議会ブロックから」要請があったとして、アウン氏が新首相指名に関する協議を10月22日まで延期したと説明した。
しかし、シーア派アマル党党首で国民議会議長のナビーフ・ビッリー氏は協議の延期に反対していると、大統領府の発表の数分後に発表された声明の中で同氏の事務所が伝えている。
10月14日未明、議会で2番目に大きなキリスト教系政党のレバノン軍団で党首を務めるサミール・ジャアジャア氏は、レバノン軍団は公式の協議で新首相のポストを埋めるために誰かを指名することはないと語った。
10月13日には、レバノンのキリスト教最大党である自由愛国運動とその同盟政党を率いるジブラーン・バシール党首が、ハリリ氏はマクロン大統領の計画実行を約束した内閣を樹立しようとしているとして同氏を批判している。
ロイター通信社
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