
テヘラン:司法当局の発表によると、イラン最高裁判所は、昨年の全国規模の抗議デモ中に革命防衛隊の隊員を殺害した罪で死刑判決を受けた男性に対する判決を支持した。
司法系ウェブサイト「ミザン・オンライン」によると、2022年9月に警察による拘束中に22歳のマフサ・アミニさんが亡くなったのをきっかけに、全国規模の抗議デモがイランを席巻する中、2022年10月、隊員のアリ・ナザリ氏が殺害された。
テヘランの裁判所は6月、イランでは効力のある「報復法に従って」、死刑判決を下した。
ミザンによると、死刑判決を受けた男性の身元は明らかにされないまま、最高裁判所は13日夜、判決を確定した。
クルド系イラン人のアミニさんは、イランが女性に課す厳格な服装規定に違反したという疑いで逮捕された後、亡くなった。
昨年の抗議デモでは、数十人の治安要員を含む数百人が死亡、当局は外国が扇動した「暴動」と決めつけて、数千人が逮捕された。
抗議デモ中の治安部隊要員に対する殺人やその他暴力で有罪となった男性7人に対して、死刑が執行されている。
AFP