
カイロ: エジプトのサーミフ・シュクリー外務大臣は、国連気候変動会議議長のスルターン・アル・ジャーベル博士が、気候変動対策アジェンダを推進し、共通の目的を達成する指導力に自信を表明した。
シュクリー外相は、昨年のシャルム・エル・シェイクでのCOP27が、気候変動に対する戦いにおける実行の新たな時代への道を開いたとも付け加えた。
シュクリー外相は、木曜日、ドバイでのCOP28開会式で発言した。
シュクリー外相は、COP27議長として演説し、エジプトが担っていた議長国の役割をUAEに引き継いだ。
シュクリー外相は、COP27議長任期中の加盟国、オブザーバー、市民社会の支持に対して感謝の意を表した。
さらに、シャルム・エル・シェイク会議準備段階、会議中、そして会議翌年の加盟国、オブザーバー、市民社会の力添えについて話した。
新型コロナウィルスとウクライナでの紛争による難しい国際情勢にもかかわらず、COP27は、世界の気候アジェンダに関して、以前の会議を基盤に構築し進歩を達成することに成功したとシュクリー外相は語った。
シュクリー外相は、サミットは気候変動に対する戦いで新時代への地固めをしたと言い、損失と損害基金の設立について話した。
シュクリー外相は、懸念される指標があることから、現状の正直な評価の重要性を強調した。
さらに、資金調達コストが高いことにより、発展途上国の資金供給を増やす必要がある一方、先進国の気候対策への資金提供が減少していると話した。
また、以前、石炭の使用を減らす、もしくは、なくすと公約した国々で、化石燃料、とくに石炭の探査と生産が増加したと言及した。
シュクリー外相は、これらの指標がパリ協定の目標達成に重大な悪影響を起こしうると警告した。