カイロ:エジプト政府は、パレスチナ人にガザ地区から離れるよう促しているとして、イスラエルの行為を改めて非難した。
エジプト政府は13日、自発的か強制的かを問わず、ガザ住民を退去させるあらゆる動きに批判の言葉を向けた。
イスラエルのロン・ダーマー戦略担当相が先日、パレスチナ人はガザ地区を明け渡すべきだとする趣旨の発言をしたことを受けて、エジプト外務省はイスラエルとハマスの戦闘について新たな声明を発表した。
エジプト外務省のアフメド・アブ・ゼイド報道官は、イスラエルがガザ地区からパレスチナ人を強制退去させようとしていることは現地の証拠から明らかであり、この行為は国際人道法に違反し、ジュネーブ条約第49条に基づく占領国として果たすべきイスラエルの責任と矛盾していると語った。
同報道官はエジプト政府を代表し、イスラエルに対して、パレスチナの民間人に向けた爆撃や攻撃を即時停止するよう要求した。
先週、エジプトのサーメハ・シュクリ外相は、アントニオ・グテーレス国連事務総長と電話会談を行い、同様の要請を伝えていた。