
アブダビ:アラブ首長国連邦(UAE)の外務大臣は21日、アブダビでパレスチナ解放機構執行委員会の事務局長と会談したと、UAEの国営エミレーツ通信(WAM)が報じた。
シェイク・アブドゥッラー・ビン・ザーイド・アル・ナヒヤーン外相とフセイン・アル・シェイク事務局長は、ガザ地区での停戦を実現するための国際的な取り組みや、同地区で続いているイスラエルとハマスの戦闘により、この地域で発生している人道的危機について意見交換を行った。
WAMの報道によれば、UAE外相は、イスラエルとパレスチナの2国家解決案による和平協定を実現するべく、枠組みの交渉を優先することが重要であると強調した。
UAEは、10月7日の襲撃事件で1,200人を殺害したハマスを非難し、ガザで拘束している人質を解放するよう同組織に呼び掛けている。
同国はまた、ガザを爆撃しているイスラエルにも非難の矛先を向け、国連安全保障理事会の非常任理事国という立場を通じて、戦闘の停止を強く求めている。