
エルサレム:イスラエル軍は木曜日、昨年ヨルダン川西岸で死者を出した爆破に関与した罪に問われている2人のパレスチナ人の自宅を部隊が取り壊したと語った。
イスラエルは、ワリド・ハナシェとヤザン・ムガーミスが、8月の攻撃を実行した組織の一員だったとしている。この攻撃では、17歳のイスラエル人リナ・シュナーブが死亡、彼女の父親と兄弟が怪我をした。彼らは占領地ヨルダン川西岸の泉へと徒歩で下って行く途中だった。
ハナシェとムガーミスは、他の組織の容疑者メンバーと一緒に、現在イスラエルの裁判所で裁判を受けている。
ブルドーザーがヨルダン川西岸の都市ビルツァイトのある家屋を取り壊した。都市ラマッラーにある2件目の家では、兵士らが削岩機を使ってアパートの内側の壁を破壊した。
木曜日これまでに行われた作業の中で、軍はパレスチナ人数十人がタイヤを燃やし、イスラエル軍に向けて石や火炎瓶を投げたと語った。軍は「暴動を退散させる手段」で対応したとしており、これは通常催涙ガスとスタン・グレネードを意味する。
イスラエルは、テロ容疑者の家族の家屋の取り壊しは暴力を抑止するとしている。批評家らは、このような方策は連座処罰になるとしている。
AP通信