
ワシントン:米国財務省は、木曜日に、イエメンの過激派フーシ派の紅海での国際貨物輸送へのますます増加する攻撃に資金を提供してきたネットワークに対する制裁を発表した。
この親イラン集団は、10月にイスラエル・ハマス戦争が勃発して以来、ドローンとミサイルでこの地域の船舶を攻撃してきた。それにより、貨物船は、世界で最も通行量の多い輸送ルートの一つであるスエズ運河を避けざるを得なくなっている。
これに対応して、米国は、紅海を通過する船を守るための国際協力体制を発表し、この通行量の多い水路を航行する自由の確保を目指した。
米国財務省は、声明で、フーシ派への「イランの財政援助の流れを促進」したイエメンとトルコにある両替業者3者に加え、サヌア外貨両替協会の会長に対し、米国財務省が、制裁を行ったことを明らかにした。
米国財務省声明は、さらに、これらの人々は、イランのイスラム革命防衛隊につながるグループで、サイード・アル・ジャマル氏の支持で、フーシ派へ「何百万ドル」もの送金を行ったと述べている。
フーシ派と違い、イスラム革命防衛隊は、米国により外国テロ組織に指定されている。
ブライアン・ネルソン財務次官(テロ・金融情報担当)は声明で、「今日の措置は、国際貨物輸送に対し危険な攻撃をし続け、地域をさらに不安定化させる危険を冒すフーシ派への違法な資金の流れを制限するという我々の決意を強調するものです」と述べた。
AFP