
北京:中国政府は、木曜日に、王毅外相が、今週、アフリカ4か国ツアーでエジプトとチュニジアを訪問すると発表した。王毅外相は、その後、ブラジルとジャマイカへ向かう。
中国が、グローバルサウスへますます重点を置いていく中での王氏の新年初外遊は、伝統的に米国とその同盟国が大きな影響力を行使してきたこの地域での中国の影響力を増大させることを目指すものだ。
王外相は、このアフリカ外遊で、1月13日から18日にトーゴとコートジボワールへも訪問すると中国外務省は説明した。
中国は、歴史的にパレスチナの大義に賛同し、イスラエル・パレスチナ紛争の二国家解決を支持してきた。
習近平国家主席は、争いを解決するため、「国際平和会議」を提唱してきた。
今回の王外相の外遊は、新年初外遊でアフリカに行くという中国外相に34年続く伝統を継続するものだ。
中国外務省の毛寧報道官は、定例記者会見で、今回の外遊が「中国とアフリカの伝統的な友好関係を継続し、中国とアフリカの結束と協力を強めるもの」と話した。
その後、1月18日から22日まで、王外相は、ブラジルとジャマイカという「多くの地域的問題や国際問題で、同じか類似の立場をとる」二国を訪問すると毛報道官は語った。
「この機会に、私たちは、この二国との間の相互の政治的信頼の土台をさらに強化し、さまざまな分野で相互に有益な友好的協力関係を深めたい」と毛報道官は続けた。
王氏の外遊は、中国のもう一人の高官、李強首相の今週の外遊と重なる。
李首相が、日曜日から水曜日まで、スイスを訪れ、世界経済フォーラム2024年年次総会に出席し、また、国賓として公式訪問を行うと中国外務省は発表した。
李首相は、アイルランドのレオ・ヴァラッカー首相の招きで、同国も訪問すると毛報道官は話した。
AFP