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サウジは2060年までに炭素排出量を実質ゼロへ。ムハンマド・ビン・サルマン皇太子が発表

(AN)
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23 Oct 2021 10:10:11 GMT9
23 Oct 2021 10:10:11 GMT9

ワエル・マハディ

リヤド:サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子は、土曜日にリヤドで開催された「サウジ・グリーン・イニシアチブ」フォーラムでのスピーチで、王国は2060年までにカーボン・ニュートラルを達成することを目指すと述べた。

皇太子は、サウジアラビアは2030年までに年間2億7800万トンの炭素排出量を削減することを目指しており、その廃棄物ゼロを基本とした炭素循環型経済の取り組みは、この目標達成に役立つと述べた。

また、よりクリーンで環境に優しい未来を実現するためのコミットメントの一環として、2030年までに世界のメタン排出量を30%削減することに貢献するため、王国は「国際メタン誓約(GMP)」に加盟することを決定。

皇太子は、2030年までに王国は4億5千万本の木を植え、800万ヘクタールの荒廃した土地を修復し、2億トンの炭素排出量を削減すると述べた。そして今後も追加の取り組みが発表される予定だ。

陸上、海洋、沿岸の環境保護をさらに強化するために、皇太子は、サウジアラビアの「グローバル・オーシャン・アライアンス(Global Ocean Alliance)」への加盟や、「海洋調査財団(Ocean Exploration Foundation)」、「観光業持続可能性のためのグローバルセンター(Global Center for Tourism Sustainability)」の設立を含む、数多くの取り組みを発表した。

これら「サウジ・グリーン・イニシアチブ」の初期段階の取り組みは7,000億サウジアラビア・リヤル以上に相当し、グリーン経済の成長に貢献するものであると皇太子は付け加えた。

皇太子は次のように述べた。「サウジ・グリーン・イニシアチブは、民間企業に巨大な投資機会を提供し、王国の次世代のリーダーたちに質の高い雇用機会を与え、地域、そして世界にポジティブな影響を与える国際関係を強化します」

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