• イスラエル軍は、11月の一時休戦中に解放された人質の子供が描いた絵を発見したと述べた
• イスラエル軍はガザ地区北部でパレスチナ兵士15人を殺害した（軍情報）

エルサレム：ガザ地区に、ブービートラップ（偽装爆弾）の仕掛けられた長さ1キロのトンネルの先で、イスラエル軍は、ハマスが約20人の人質を監禁していたとする狭い部屋を発見した。

イスラエル軍は、人質を監禁していたとされる鉄格子の付いた5つの狭い部屋、トイレやマットレス、そして11月の一時休戦中に解放された、人質だった5歳の少女が描いたとされる絵も発見したと、軍報道官で少将のダニエル・ハガリ氏が発表した。

トンネルを発見した時点で、人質はいなかったという。

イスラエル軍は迷宮のように地下に張り巡らされたトンネルの写真を公開し、破壊される前にトンネルの様子を記録するためにジャーナリストを招いたと述べた。

ハガリ氏によると、トンネルの入り口は、イスラエルがここ数週間、ハマスとの戦いにおいて注力しているガザ地区南部ハーン・ユーニスにあるハマス戦闘員の家の中にあったという。

また同氏は「兵士らはトンネルに入り、そこでテロリストと遭遇し、交戦の末に排除した」と述べた。

トンネルにはブラストドア（防爆扉）と爆薬が仕掛けられていたという。

また「私たちが得た証言によれば、約20人の人質が、日照もなく、呼吸困難になるほど酸素が薄くひどい湿度といった過酷な条件下で、さまざまな時期にこのトンネルに監禁されていた」と述べた。

そこに監禁されていた人質の一部は、カタールの仲介で戦闘が1週間休戦となった際に解放された。

そのほか、2023年10月7日にイスラエル南部で起きたハマスの襲撃で捕らえられた130人以上のうち、まだガザ地区に残っている人もいる。

2024年1月21日日曜、イスラエル軍はガザ地区北部での戦闘で兵士が15人のパレスチナ人武装勢力を殺害したと発表した。

イスラエル軍はここ数週間、ハマスとの戦いにおいて注力しているガザ地区南部ハーン・ユーニスで、航空支援を受ける狙撃兵が「多数のテロリストを排除した」と述べた。

ロイター