
ワシントン:サウジアラビアの外相は、イエメンのフーシ派による攻撃と米国のフーシ派標的への攻撃による紅海での緊張が制御不能に陥り、地域の紛争がエスカレートすることを王国は「非常に心配している」と述べた。
「もちろん、我々はすごく心配している。つまり、我々はこの地域で非常に困難で危険な時期にいる。緊張緩和を求めます」とファイサル・ビン・ファルハーン王子はCNN「ファリード・ザカリアGPS」のインタビューで日曜日に語った。
ここ数週間、イランと同盟を結ぶフーシ派民兵による紅海とその周辺の船舶への攻撃は、アジアとヨーロッパ間の貿易を遅らせ、ガザでの戦争をエスカレートさせ、主要国を警戒させている。
サウジアラビアの外相は、王国は航行の自由を信じており、この地域の緊張が緩和されることを望んでいると述べた。
「もちろん、我々は航行の自由を固く信じている。そして、それは守られなければならないものだ。しかし、この地域の安全と安定を守る必要もある。だから我々は、可能な限り状況を緩和することに集中している」とCNNに語った。
イエメンの大部分を支配するフーシ派は、彼らの攻撃はガザでイスラエルから攻撃を受けているパレスチナ人と連帯するためだと言う。
先週から、アメリカはイエメンのフーシ派の標的への攻撃を開始し、今週にはこの民兵組織を「テロリスト」グループのリストに再指定した。ジョー・バイデン大統領は木曜日、フーシ派の攻撃を止められない可能性を認めながらも、空爆は継続すると述べた。
この対立は、ハマスが統治するガザ以外の地域に紛争が拡大する危険をはらんでいる。現地の保健省によれば、イスラエルの攻撃により、ガザの人口230万人の1%以上にあたる24,000人以上が死亡したという。
イスラエルは10月7日、パレスチナのイスラム主義グループによるイスラエルへの攻撃を受け、攻撃を開始した。
ロイター