


テヘラン:テヘランでは22日、イランがイスラエルによる攻撃としている、シリアで殺害された革命防衛隊の葬儀に数百人の弔問客が集まった。
それは、ガザにおけるイスラエル・ハマス戦争中、地域の緊張と紛争拡大の懸念が高まった直近の衝突であった。
20日のダマスカスでの攻撃で、イスラム革命防衛隊(IRGC)のメンバー5人が死亡。イランのメディアは後に、犠牲者の中にはシリア情報担当責任者とその副官が含まれていたと報じた。
弔問客は、3年前にアメリカによって殺害されたIRGCのガーセム・ソレイマニ司令官の写真が飾られたステージの前で、イラン国旗の色をまとった犠牲者の棺を担ぎ上げた。
葬送歌が鳴り響いた。
国営メディアは、殺害されたIRGCメンバー5人のうち3人の葬列が予定されていたと報じた。
今回の空爆について問われたイスラエル軍は、「外国メディアの報道については」コメントしないと答えた。
シリア人権監視団の戦争監視団は、当時、IRGCと親イラン・パレスチナ派閥の幹部らが住むダマスカス近郊のマゼーを攻撃したと報告。
合計13人が死亡したと、シリアに情報網を持つイギリスを拠点とする同監視団は付け加えた。
この攻撃は、IRGCがイラクのクルド人自治区の首都エルビルにあるイスラエルの「情報本部」を攻撃したと発表した4日後に行われた。
イラク当局によれば、ミサイルは実業家の住宅を直撃したという。
イランはまた、イラクの西隣国シリアのダーイシュとされる標的を攻撃。
イランの国営通信IRNAが伝えた声明の中で、IRGCは、イラク攻撃は「革命防衛隊司令官と抵抗戦線を殉教させたシオニスト政権(イスラエル)の最近の悪辣な行為に対抗するため」であると述べた。
先月、シリアでの攻撃で、イスラム革命防衛隊の対外活動部門であるコッズ部隊の上級司令官ラジ・ムサビ氏が死亡。ムサビ氏は、この4年間にイラン国外で殺害されたコッズ部隊司令官としては最も上位の人物である。
イランの国営メディアはイスラエルのミサイル攻撃を非難。
1月初旬、レバノンのイランに支援されたヒズボラの拠点、ベイルート南部での攻撃で、ハマスの副政治局長サレハ・アルーリ氏が殺害された。米国防当局者がAFP通信に語ったところによると、空爆はイスラエルによるものという。
その数日後、レバノン南部での攻撃で、イスラエルとイランに支援されたハマスとの間で戦争が始まって以来殺害されたヒズボラメンバーの中で最上位となるウィッサム・タウィル氏が殺害された。ヒズボラはイスラエルを非難。
AFP