
エルサレム:イスラエルのフラッグキャリアであるエルアル航空は、金曜日に、南アフリカと周辺地域への「イスラエル人旅行者の需要の大幅な低下」により南アフリカへの直行便を廃止すると発表した。
「2024年3月末より、エルアル航空は、ヨハネスブルグ‐テルアビブ便の運航を停止します」とエルアル航空は文書で発表した。
この発表は、国際司法裁判所(ICJ)が、南アフリカのイスラエルに対するガザ地区での集団殺害の訴えについて、最初の決定を出す数時間前に行われた。
エルアル航空のウェブサイトによると、テルアビブ発ヨハネスブルグ行きのエルアル航空最終便は、3月27日発の予定だ。
10月7日のイスラエル・ハマス戦争勃発以来、多数の国際航空会社が、テルアビブ便を停止しており、多くの国々が、自国民にイスラエルへの旅行に対する警告を出している。
南アフリカによる国連最高位の裁判所へ訴えは、ガザ地区での軍事行動が、パレスチナ人に対する集団殺害に当たるという非難を否定しているイスラエルとの関係に重大な緊張をもたらした。
ハーグにあるICJは、金曜日に、イスラエルに対し、地上攻撃とガザ地区への爆撃を停止するよう、もしくは、より多くの人道援助が、ガザ地区へ入ることを許可するよう、命令することができる。
しかし、ICJは、イスラエルが、現にガザ地区で集団殺害を行っているかどうかの判決は出さないだろう。その過程には、何年をも要するだろう。
AFP