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イエメン沖でミサイル攻撃、攻撃受けた船舶が報告

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12 Feb 2024 10:02:14 GMT9
12 Feb 2024 10:02:14 GMT9
  • 乗組員は無事で船は次の寄港地に向かっている

治安当局によれば、12日、イエメン南部沿岸で船舶が要衝のバブ・アル・マンデブ海峡を通過中にミサイル攻撃を受けたとの報告があったという。

英国海運貿易オペレーション(UKMTO)の報告によれば、攻撃を受けた時刻は現地時間4時(1時 GMT)前で、場所はここ数カ月フーシ派が紅海の船舶を繰り返し標的にしている海域だという。

「乗組員は無事で、船は次の寄港地に向かっていると報告を受けている」とUKMTOは述べた。

別の警備会社アンブリー(Ambrey)によれば、ギリシャが所有するマーシャル諸島船籍のばら積み貨物船が20分以内に「2度の異なる機会でミサイルの標的となり」、「右舷に被弾して物理的な損傷が生じたと報告を受けた」という。

アンブリーによれば、この貨物船には民間の武装した警備チームが乗船していたという。

一方、反政府勢力「フーシ派」は12日、紅海でアメリカの船舶を攻撃したと発表した。海上警備会社がばら積み貨物船にミサイルが発射されたと報告したことを受けたものとみられる。

「イエメン軍の海軍部隊は、紅海で米艦スター・アイリス号を標的として多数の艦載ミサイルによる適切な攻撃を行った。攻撃は正確かつ直接的なものだった」とフーシ派のヤヒヤ・サリー報道官は語った。

フーシ派は数カ月前から紅海の船舶を標的にしており、米英の報復攻撃を誘発している。

フーシ派は、今回の攻撃はガザのパレスチナ人との連帯を示すためのものだとしている。ガザは10月7日のハマスの攻撃以来イスラエルによる攻撃を受けている。 

12日に標的となったばら積み貨物船の共同所有・運航者はイランと定期的に貨物取引を行っており、「イランが目的地であった可能性が高いとみられる」とアンブリーは述べた。

アンブリーによれば「ばら積み貨物船の共同保有者は米ナスダック市場に上場しており、これが攻撃の理由である可能性が高いと言ってよい」という。

フーシ派の攻撃により、アフリカ南部を迂回し紅海を避ける海運会社も出てきている。紅海は、平常時には世界の海上貿易の約12%を担う重要な航路となっている。

AFP/ロイター

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