• 17日のミュンヘン安全保障会議で演説したラシャド・アル・アリミ氏は、危険を取り除く唯一の方法は軍事作戦だと述べた

サイード・アル・バタティ

アル・ムッカラー：イエメンの武装組織フーシ派は、たとえイスラエルとハマスの戦争が終結したとしても、紅海での紛争を継続するだろうと、イエメン大統領指導評議会のラシャド・アル・アリミ議長が語った。

17日のミュンヘン安全保障会議で演説したアル・アリミ氏は、危険を取り除く唯一の方法は軍事作戦だと述べた。

アル・アリミ氏は、米国と英国による現在の攻撃は、フーシ派の脅威を抑止するものではないと述べたが、もし自身の政府が国際的な支援を受け、イランにフーシ派への軍事支援をやめるよう圧力をかけられれば、フーシ派を倒し、攻撃を終わらせると誓った。

「このフーシ派の海賊行為に終止符を打つには、脅威の起源と発生源に対処しなければならない。これは、国家機関を復活させ、フーシ派によるクーデターを終わらせ、イラン政権に最大限の圧力をかけることによってのみ達成できる」とイエメン指導者のアル・アリミ氏は述べた。

フーシ派が11月に紅海攻撃を開始して以来、イエメン政府は、フーシ派支配下のイエメン領土からフーシ派を追い出すため、国際支援を求めてきた。アル・アリミ氏は、フーシ派を駆逐しなければ、フーシ派は紅海を交渉の切り札として利用するだろうと警告した。アル・アリミ氏は、イランがフーシ派の攻撃やイエメンの不安定化に資金を提供していると非難した。

「イランがフーシ派を支援し、武器を提供し続ける限り、イランは紅海の海運に危険をもたらし続け、将来的には他の地域を脅かす可能性がある」とアル・アリミ氏は述べた。

フーシ派は過去4カ月間、紅海、バブ・エル・マンデブ海峡、アデン湾の商船や海軍艦艇に対して、何百もの無人機やミサイルを発射してきた。同組織は、イスラエルと関係のある船やイスラエル行きの船だけを攻撃し、包囲されたガザ地区への人道支援物資の搬入を許可するようイスラエルに圧力をかけていると主張している。フーシ派による攻撃に対抗して、米国は複数のパートナーの支援を受け、フーシ派の支配下にあるイエメンの軍事施設、無人機やミサイルの発射装置、その他の施設に対して、数十回の攻撃を行った。

同様に、イエメンのムアンマル・アル・エルヤニ情報大臣は、主要なソーシャルメディア企業のCEOに書簡を送り、フーシ派幹部のアカウントやフーシ派のメディアプロパガンダをプラットフォームから削除するよう要請したと述べた。

Xに投稿したアル・エルヤニ氏は、自身の公印と署名の入った書簡を、X、フェイスブック、ティックトック、テレグラム、インスタグラムのリーダーたちに送り、米国がフーシ派をテロリストと指定したことを受けて、それに応じた行動をするよう促した。アル・エルヤニ氏は、「ソーシャルメディアプラットフォーム上のフーシ派のページが、公式のものであれ個人（指導者、メディア関係者、活動家）に属するものであれ、テロリストの思想を広め、ヘイトスピーチを助長し、暴力と殺人を扇動し、子どもたちを洗脳し、勧誘していることは確認されている」と述べた。

一方、カイロにあるイエメン大使館は18日、イエメン軍の軍事生産部門の責任者であるハッサン・ファルハン・アル・オベイディ准将が刺し傷により死亡しているのが発見されたと発表した。エジプト当局は現在調査を行っている。

情報参事官のバリグ・アル・メクラフィ氏はアラブニュースに対し、大使館は午前2時少し前にアル・オベイディ氏の死亡に関する報告を受けたと語った。アル・オベイディ氏は20日前にカイロに到着し、トルコに渡航した後、1週間前にエジプトに戻った。

「この件に関して新たな情報があれば、共有する」とアル・メクラフィ氏は述べた。

アル・オベイディ氏は、アリ・アブドラ・サレハ前大統領の時代から、現地の装甲車や兵器を生産する軍事専門家と見なされてきた。2014年後半にフーシ派が権力を掌握すると、アル・オベイディ氏は反フーシ派勢力に加わり、故郷のマアリブでフーシ派に対する軍事行動に参加した。