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核協議の交渉者、イラン選挙後に会談

ハサン・ロウハーニー大統領H(右から2人目)は、テヘランでイラン核開発の新たな成果の展示会を視察中に、イラン原子力庁のアリー・アクバル・サーレヒー長官の話を聞く。(イラン大統領府、AP)
ハサン・ロウハーニー大統領H(右から2人目)は、テヘランでイラン核開発の新たな成果の展示会を視察中に、イラン原子力庁のアリー・アクバル・サーレヒー長官の話を聞く。(イラン大統領府、AP)
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20 Jun 2021 08:06:38 GMT9
20 Jun 2021 08:06:38 GMT9
  • EU主催の会談に出席するロシアの特命使節、ミハイル・ウリヤーノフは、20日の会談では「進むべき道を決める」と語った。

ウイーン:超保守のイスラム聖職者がイラン大統領選に勝利したことを受け、イラン核交渉を存続させようとする交渉者が20日に会談する。

この会談は4月以来の定期的な協議の一環で、米国を2015年の画期的な合意に引き戻し、制裁措置の緩和と引き換えにイランを再び核開発計画の制限に従わせることをねらう。

EU主催の会談に出席するロシアの特命使節、ミハイル・ウリヤーノフは、20日の会談では「進むべき道を決める」と語った。

「核交渉再開の合意は手の届くところまで来ているが、まだ最終合意には至っていない」とウリヤーノフは19日にツイートした。

合意参加国のイギリス、中国、ドイツ、フランス、ロシア、イランは、ウイーンで会談し、米国は間接的に参加となる。4月以来この交渉の再開を目指しているが、交渉ではイランの核開発計画の削減と引き換えに制裁措置の緩和を約束する。

2018年に米国のドナルド・トランプ元大統領がこの合意を撤回し再び制裁措置を課すと、交渉は混乱に陥り、その結果2019年以来イランは核開発活動を活発化させた。

超保守のイスラム聖職者イブラヒム・ライシ氏は19日、62%の票を確保したのを受けイラン大統領選での勝利宣言をした。

交渉者は大統領選が会談に影響することはないというが、ライシ氏の見解はハサン・ロウハーニー元大統領の穏健な立場からの離脱と見られている。

AFP

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