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イスラエルの戦時内閣、ハマスとの人質交渉をめぐり会合を開く

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25 Feb 2024 06:02:00 GMT9
25 Feb 2024 06:02:00 GMT9
  • 「合意に向かう余地はおそらくある」とハネグビ氏がニューステレビN12に語った
  • 「そのような合意は戦争の終結を意味しない」

エルサレム:ハマスとの戦争における人質解放と停戦協定に関するパリでの協議から代表団が戻った後、イスラエルの戦時内閣が24日に招集された。

国家安全保障担当顧問のツァヒ・ハネグビ氏は、現在5か月目に突入しているガザ地区での紛争に関する議論の最新情報がメンバーに知らされるだろうと、電話会談の前に語った。

パリでの協議では、イスラエルの対外諜報機関であるモサドのトップと国内保安庁であるシン・ベトのトップが、米国、エジプト、カタールの各調停役と会談した。

ハネグビ氏はニューステレビN12のインタビューに対し、「合意に向かう余地はおそらくある」と語り、詳細については触れなかった。

イスラエルは、10月7日の攻撃で拘束された人質全員の解放を望んでおり、まずは女性全員の解放を求めているが、ハネグビ氏は「そのような合意は戦争の終結を意味しない」と付け加えた。

同氏はまた、イスラエルはパレスチナ国家の樹立に向けた米国とサウジアラビアによるいかなる取り決めも受け入れないだろうと示唆した。

ベンヤミン・ネタニヤフ首相は声明で、24日の会合では「交渉の次のステップ」についての話し合いが行われると述べた。

同首相はまた、砲撃を避けるためにガザ地区南部に避難している何十万人もの市民への影響について憂慮する声が広がっているにもかかわらず、同地区南部のラファに軍隊を派遣する意志を再び表明した。

ラファにいるAFP通信の記者によると、24日の夕方、市内で少なくとも6回の空爆があったという。

イスラエルは、10月7日に同国南部を攻撃したハマスへの報復として、空と陸と海からハマスの戦闘員を攻撃し、少なくとも29,606人が死亡したと、ハマスが支配するガザの保健省が発表した。

ハマスは、ガザ地区と国境を接する農村地域や軍の駐屯地を複数攻撃し、イスラエルの公式発表に基づくAFP通信の集計によると、少なくとも1,160人が死亡した。

イスラエルによれば、約250人が人質に取られ、そのうち約30人は死亡していると思われるが、130人がまだガザにいる。

11月に戦闘が1週間停止し、イスラエルで収監されていた約240人のパレスチナ人と引き換えに、イスラエル人を含む100人超の人質が解放された。

ネタニヤフ首相は、ガザでの停戦を求めるハマスの要求を「奇妙」だと語り、ハマスに「完全勝利」するまで軍事作戦を続けると断言している。

同首相は、「軍事的圧力と譲らぬ交渉の両方のアプローチのみが、我が国の人質の解放、ハマスの排除、そして戦争の全目標の達成につながる」と語った。

ガザ地区を訪れたイスラエル軍のトップであるヘルツィ・ハレビ氏も、人質を取り戻すために最も効果的な方法は軍事行動だと述べた。

戦闘は「てこ」だと同氏は部隊に語り、「人質を解放するためには、戦闘を継続し、強硬に行わなければならない」と続けた。

テルアビブでは、人質の家族と支援者らが彼らの解放を求めて再び集まり、オルナ・タルさんは政府に「責任を持つ」ように要請した。

「私たちはいつも彼ら(人質)のことを考え、一刻も早く生きて帰ってきて欲しいと願っています」と、ナハル・オズのキブツ(農業共同体)から親友のツァヒ・イダンさんを誘拐されたタルさんは語った。

「彼らが戻ってくるまで私たち何度でも抗議します」と、彼女はAFP通信に語った。

AFP

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