アンマン:8月13日、シリアからヨルダンに向かって飛行していた覚醒剤クリスタル・メス(メタンフェタミン)を積んだドローンがヨルダン軍によって撃墜されたとヨルダン国営のペトラ通信が報じた。
同国営通信は声明で、ヨルダン軍関係者の話として、ドローンは「制圧され、撃墜された」と述べた。
同情報筋によると、押収品は「管轄当局」に移送されたという。
戦争で荒廃したシリアは数十億ドル規模の麻薬取引の拠点となっており、ヨルダンはカプタゴンとして知られるシリアで製造されているアンフェタミン製剤の主要な輸送ルートとなっている。
ヨルダン軍は以前、麻薬や武器を積んだシリアからのドローンを撃墜したことがあるが、押収された薬物がクリスタル・メスであると確認したことはほとんどなかった。
ヨルダンとシリアの軍事・治安当局者が会談し、増大する密輸問題を抑制する方法を協議した。シリア政府による誓約にもかかわらず、ヨルダンによると、違法取引を取り締まろうとする実際の動きは見られていないという。
シリアのバッシャール・アサド大統領は先週のインタビューで、麻薬密輸を終わらせることは、シリアがアラブ諸国と共有する共通の利益であると述べ、麻薬取引におけるシリアの役割を否定した。
ロイター