
アル・ムッカラー:イエメン南部の都市アデン沖で、イエメンのフーシ派民兵が発射したと見られるミサイルが船舶を直撃した。
船舶の攻撃を記録している英国海事貿易局(UKMTO)は、イエメンの都市アデンの南東50海里を航行中、船舶の「後方距離」で爆発があったとの報告を船長から受けたと発表した。船長は、被害はなく、乗組員も無事であると報告した。
「本船は次の寄港地に向かっている。当局は調査中である」とUKMTOは述べた。
今回の艦船攻撃は、米中央軍司令部が、フーシ派が水曜日午前2時から午後4時50分(サヌア時間)の間に、アデン湾の国際商業船舶や海軍船舶に対して、彼らの支配下にある地域から対艦弾道ミサイルを1発発射したが、艦船は攻撃されなかったと発表したことによる。
木曜日、米軍はイエメンのフーシ派支配地域から発射された4機の無人機と1発の地対空ミサイルを撃墜した。
フーシ派は、木曜日にアデン湾で船を襲撃したことや、米軍に迎撃された無人偵察機やミサイルを発射したことについて、直ちに自分の手柄とはしなかった。
しかし、フーシ派は紅海での船舶攻撃について、それが発生した数時間後に自分の手柄だと主張するのが常である。
フーシ派のメディアは木曜日、ホデイダ空港を攻撃した翌日、アメリカとイギリスが紅海のホデイダ県アルジャ地区を4回攻撃したと伝えた。
11月以来、フーシ派は紅海、バブ・エル・マンデブ海峡、アデン湾の商業船や海軍船に向けて数百機の無人機、ミサイル、遠隔操作ボートを発射している。
ガザ地区への水や食料などの人道支援をイスラエルに認めさせるためだとしている。
同時に、オーストラリア、カナダ、日本、ニュージーランド、英国、米国の外交使節団は、フーシ派が紅海の船舶を攻撃し、フィリピン人船員2名とベトナム人船員1名が死亡したリベリア所有のMVトゥルー・コンフィデンス号へのミサイル攻撃を非難した。
「フーシ派がこれらの攻撃を直ちに停止することが重要だ。これらの違法な攻撃は、罪のない船員の命を奪い、地域を不安定にし、イエメンの人々に害を与えるだけだ」と、外交官たちは共同声明で述べた。