
ベイルート:イランは、イスラエルによるダマスカスの領事館への攻撃に対応することを誓った。
イランのイブラヒム・ライシ大統領は水曜、ベイルート南郊で開催されたヒズボラのイベントでビデオメッセージを通じて演説し、イスラエルのミサイル攻撃を 「失敗と敗北の頂点 」と表現した。
エルサレムが併合されたことを祝う「エルサレム・デー」祝賀会の巨大スクリーンに映し出されたライシ大統領は、「ガザにおけるイスラエルの犯罪において、ワシントンは同罪だ。イラン領事館への攻撃は、勇敢な抵抗勢力からの反撃を受けるだろう」と述べた。
この祝賀会では、バグダッド、ベイルート、テヘラン、ダマスカス、サヌアの系列テレビ局を通じて、イランを支持する指導者たちのスピーチが生中継された。
ハマス指導者のイスマイル・ハニヤ氏は演説の中で「占領政府はガザ地区への侵略を継続することを決定しており、ネタニヤフ首相らは、自分たちの権威権力にしがみつくことしか考えていない。私たちは、停戦、ガザ地区からの全面撤退、避難民の帰還、援助の受け入れ、ガザ地区の復興、包囲網の解除、捕虜交換契約の締結という要求を堅持している」と述べた。
ヒズボラ指導者のハッサン・ナスララ師は、「シリアにおけるイスラエルの侵略」を非難し、「すべての抵抗運動を支持するシリアの立場は変わっていない。今日必要なのは、不動心であり、アル・アクサ洪水作戦の結果として達成された成果に焦点を当てることであり、損失に焦点を当てることではない。大きな犠牲があったのは確かだが、大きな成果を達成した。特に、戦略的な成果があった。敵は、事実を歪曲することによって、われわれ抵抗勢力の歴史的成果のイメージを敗北のイメージに変えようとしている」と述べた。
その他、イエメンのフーシ派アブドルマリク・アル・フーシ氏、パレスチナのイスラム聖戦ジヤド・アル・ナカラ事務総長、イラクのヌジャバ運動シェイク・アクラム・アル・カービ氏、イラクのバドル組織とファタハ同盟のハディ・アル・アミリ氏が演説した。
一方、イスラム聖戦のレバノン支部は、レバノン南部でメンバーの一人、 Mohammad Abdulaziz Al-Rantisi(32)を殺害したと発表した。