
ガザ:国連人道援助機関は、「イスラエルがガザ南部の都市ラファで軍事攻撃を行った場合、数十万人が差し迫った死の危険にさらされる」と述べた。
同市は人道援助にとって重要な場所となっており、避難民のパレスチナ人が集中している。
世界中の指導者たちは、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相に対し、イスラエルの空爆で一夜にして7人(ほとんどが子ども)が死亡したラファへの侵攻に慎重であるよう求めている。
木曜日、ロイド・オースティン米国防長官は、このような侵攻に対する米国の対応はジョー・バイデン大統領次第だが、現在のところ「状況はいかなる作戦に対しても良くない」と述べた。
トルコの貿易大臣は金曜日、イスラエルに対する新たな貿易禁止令は「ラファの状況の悪化と悪化に対応するものだ」と述べた。
イスラエルとハマスの戦争は、ガザの人口230万人の約80%を家から追い出し、いくつかの町や都市に甚大な破壊をもたらし、ガザ北部を飢饉の瀬戸際に追いやった。
現地の保健当局によれば、ガザでの死者は3万4500人以上にのぼり、同領土の全人口が人道的大惨事に追い込まれている。
戦争は10月7日、ハマスがイスラエル南部を攻撃し、約250人を拉致、民間人を中心に約1200人を殺害したことから始まった。イスラエルによれば、武装勢力はいまだに約100人の人質と30人以上の遺体を拘束しているという。
木曜日の夜、数十人がテルアビブのイスラエル軍司令部の前でデモを行い、人質の解放を要求した。一方、ハマス側は、停戦交渉を継続するため、できるだけ早く代表団をカイロに派遣すると発表した。リークされた停戦提案は、数ヶ月に及ぶ協議が膠着状態に陥った後、双方の妥協を示唆している。
アメリカ全土では、イスラエルとハマスの戦争に反対するテント野営やデモが大学のキャンパスに広がっている。
この2週間で、2,000人以上のデモ参加者が逮捕された。学生たちは、戦争による死者数を非難し、ガザでのイスラエルの軍事行動を推進しているいかなる企業からも、大学が取引を止めるよう呼びかけている。
ロイター