
ジュネーブ:世界保健機関(WHO)の責任者が水曜日に語ったところによると、ガザ地区南部の病院は、国境が閉鎖されたため、燃料があと3日分しか残っていないという。
国際的な反対にもかかわらず、イスラエルは火曜日、過密状態の南部のラファ検問所に戦車を送り込み、包囲されたパレスチナ領土への援助の主要な通路である、エジプトへの近くの検問所を制圧した。
「国境検問所の閉鎖は、国連が燃料を運ぶのを妨げ続けている。燃料がなければ、人道支援活動はすべて停止する」WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェスス事務局長は、「国境閉鎖は、ガザへの人道援助物資の搬入も妨げている」とツイッターで述べた。
「ガザ南部の病院には3日分の燃料しか残っていない」
テドロス氏は、ラファにある3つの病院のうちの1つであるアル・ナジャル病院は、周辺で続く敵対行為とラファでの軍事作戦のため、もはや機能していないと述べた。
「脆弱な人道支援活動の拡大が緊急に求められている今、ラファの軍事作戦は、十分な食料、衛生設備、保健サービス、安全が確保されない悲惨な状況で暮らしている何千人もの人々に手を差し伸べる私たちの能力をさらに制限している」
「これは今すぐ止めなければならない」
ジュネーブに本部を置くWHOは国連の保健機関である。
イスラエルがラファを砲撃したのは、7ヶ月に及ぶ戦争の停戦条件に合意するための話し合いがカイロで再開された水曜日だった。
AFP通信がイスラエルの公式発表を集計したところによると、ガザでの史上最も血なまぐさい戦争は、ハマスによる前例のない10月7日のイスラエル攻撃によって始まった。
ハマスの破壊を誓ったイスラエルは報復攻撃を行い、ハマスが統治するガザの保健省によると、3万4800人以上が死亡した。
AFP