Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter
  • Home
  • 中東
  • 激しい戦闘の中、イスラエル軍がガザ全域で砲撃を強化

激しい戦闘の中、イスラエル軍がガザ全域で砲撃を強化

ガザ地区南部のハーン・ユーニスで、イスラエルとハマスが対立する中、イスラエル軍の空爆で煙が上がる(2024年6月20日)。(REUTERS)
ガザ地区南部のハーン・ユーニスで、イスラエルとハマスが対立する中、イスラエル軍の空爆で煙が上がる(2024年6月20日)。(REUTERS)
Short Url:
22 Jun 2024 03:06:18 GMT9
22 Jun 2024 03:06:18 GMT9
  • すでに東部、南部、中央部を占領し、西部と北部に進路を強行する戦車。
  • 住民によると、イスラエル軍はラファの占領を完了させようとしているようだという。

カイロ:イスラエル軍はガザ地区全域でラファやその他の地域を攻撃し、パレスチナのイスラム主義組織ハマス率いる戦闘員と近接戦闘を行ったと、住民やイスラエル軍が伝えた。

住民によると、イスラエル軍は、5月上旬以来イスラエル軍の攻撃の焦点となっているガザ地区南端の都市ラファの占領を完了させようとしているようだという。

戦車は、すでに東部、南部、中央部を占領した後、西部と北部に進入していた。イスラエル軍は海岸沖の飛行機、戦車、船舶から発砲し、100万人以上の避難民が避難していた市から新たな避難の波を引き起こした。

イスラエル軍は金曜日に、部隊がラファ地区で「正確な情報に基づいた」行動を行っており、近接戦闘に参加し、過激派が使用するトンネルを発見したと発表した。また、ガザ地区の他の場所での行動も報告された。

住民の中には、イスラエル軍の急襲のペースがこの2日間で加速していると言う者もいた。激しい戦闘を示す爆発音や銃声は、ほぼノンストップで続いているという。

ガザでの戦争が始まって8カ月以上が経過し、イスラエル軍の進撃はいまや、イスラエル軍がまだ襲撃していない最後の2つの地域に集中している。 ガザ南端のラファと中央部のデイル・アル・バラ周辺だ。

ラファのアーメド・アルソフィ市長は、金曜日にハマスのメディアが伝えた声明の中で、「ラファの街全体がイスラエル軍の作戦地域です」

「この街は人道的大惨事の中にあり、イスラエルの砲撃のために人々はテントの中で死んでいます」と彼は付け加えた。

ソフィ市長は、市内に医療施設は機能しておらず、残された住民や避難民の家族には、最低限必要な食料と水が不足していると述べた。

パレスチナと国連の数字によると、5月上旬にイスラエルによる攻撃が始まるまでは、ガザの230万人の半数以上が避難していた街の西側には、10万人以下しか残っていない可能性があるという。

軍は、ハマスがパレスチナの市民を人間の盾として使っていると非難したが、ハマス側はこれを否定している。

「兵士たちは、手榴弾、爆発物、発射装置、対戦車ミサイル、弾薬、武器など、タンスに隠された大量の武器を市民の住居内に発見した」と、軍は木曜日遅くに声明で発表した。

ハマスの武装組織は木曜日、ラファのシャブーラ・キャンプで戦闘員が対戦車ロケット弾でイスラエルの戦車2両を攻撃し、路地を通って逃げようとした兵士を殺害したと発表した。ハマスの主張に対するイスラエルの即時コメントはなかった。

近くのハーン・ユーニスでは、金曜日にイスラエル軍の空爆があり、親子を含む3人が死亡した。

これと並行して、イスラエル軍は、ハマス率いる武装勢力と戦闘を繰り広げているガザ市北部のいくつかの郊外への新たな押し戻しを続けている。住民によると、木曜日にイスラエル軍はガザ市中心部の多くの家屋を破壊したという。

その後、金曜日にイスラエル軍がガザ市の幹線道路を空爆し、パレスチナ人4人が死亡したと医療関係者が語った。

イスラエルの地上・空爆作戦は、ハマス率いる武装勢力が10月7日にイスラエル南部に突入し、イスラエルの集計によれば、およそ1,200人を殺害し、250人以上の人質を奪ったことから始まった。

この攻撃でガザは廃墟と化し、パレスチナ保健当局によれば37,400人以上が死亡、ほぼ全住民が家を失い貧困にあえいでいる。

ロイター

特に人気
オススメ

return to top

<