
イスタンブール:トルコ警察は月曜日、アナトリア中部の都市でシリア人男性が子供に嫌がらせをしたとして暴徒が暴れた後、67人を拘束した。
日曜日夜、男たちのグループがカイセリのシリア人企業や不動産を標的にし、食料品店が放火される様子を映した動画がソーシャルメディアに投稿された。
レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、トルコの大規模なシリア難民コミュニティに対する今回の暴力を非難した。
「彼らが誰であろうと、通りや人々の家に火をつけることは容認できない」と述べ、ヘイトスピーチを政治的利益のために使うべきではないと警告した。
アリ・イェルリカヤ内務大臣は、I.A.とイニシャルだけで名乗るシリア人はトルコ市民に捕まり、警察に引き渡されたと述べた。
イェルリカヤ大臣はXに、このシリア人男性は、彼の親戚であるシリア人少女に嫌がらせをした疑いがあると述べた。
彼は、この地域に集まったトルコ人は「違法」かつ「我々の人間的価値観にそぐわない」行動をとり、シリア人の家、店、車を傷つけたと述べた。
攻撃後、67人が拘束されたという。
「トルコは法と秩序の国家である。我が国の治安部隊は、昨日に引き続き、今日もあらゆる犯罪と犯罪者に対する戦いを続けている」
ビデオの中でトルコ人男性が 「シリア人はもういらない!これ以上外国人はいらない」と叫ぶのが聞かれた。
地元当局は沈静化を呼びかけ、犠牲者は5歳のシリア人であることを明らかにした。
約320万人のシリア難民を受け入れているトルコは、近年、外国人を対象にした暴力事件で何度か揺れている。
2021年8月には、首都アンカラで18歳の男性の命を奪った乱闘の後、男たちのグループがシリア人が住む企業や家を標的にした。
シリア難民の運命はトルコ政界の切実な問題でもあり、昨年の選挙ではエルドアンの対立候補が難民をシリアに送り返すと公約していた。
AFP