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イスラエル軍の攻撃でガザ市内に遺体が路上に放置される

ガザ市は、昨年の最初の数週間の戦闘で破壊されたが、何十万人ものパレスチナ人が廃墟の中の家に戻っている。(AFP)
ガザ市は、昨年の最初の数週間の戦闘で破壊されたが、何十万人ものパレスチナ人が廃墟の中の家に戻っている。(AFP)
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11 Jul 2024 06:07:36 GMT9
11 Jul 2024 06:07:36 GMT9
  • ガザ市のテル・アル・ハワ地区とサブラ地区では、家屋に閉じ込められた人々や死亡した人々が報告され、救助隊の手が届かない。

カイロ:木曜日、ワシントンがエジプトとカタールでの会談で和平交渉を推し進めるなかでも、イスラエルによる新たな攻撃が激しく、ガザ市の住民は家に閉じ込められ、遺体は路上に回収されないまま放置されている。

交渉が佳境に入っているが、ハマスの武装勢力は、今週イスラエルがガザ市を大規模に攻撃したことで戦争を最終的に終結させる努力が台無しになりかねないと述べている。

戦争前のガザ住民の4分の1以上が住んでいたガザ市は、昨年の最初の数週間の戦闘で破壊されたが、何十万人ものパレスチナ人が廃墟の中の家に戻ってきた。彼らは今、イスラエル軍によって再び退去を命じられた。

ガザ保健省によると、ガザ市のテル・アル・ハワ地区とサブラ地区では、家の中に閉じ込められた人々や死亡した人々の報告があり、レスキュー隊は彼らのところまでたどり着けなかったという。

民間緊急サービスによると、テル・アル=ハワ地区とリマル地区で少なくとも30人が死亡したと推定され、同地区の路上から遺体を回収することはできなかった。

水曜日に軍がガザ市の住民に対し、2つの「安全なルート」を使って南へ向かうよう指示を出したにもかかわらず、多くの住民はその指示に従わなかった。何人かはソーシャルメディアにハッシュタグを投稿した: 「私たちは動かない」

「私たちは死んでも南には行かない。私たちは9ヶ月間、飢餓と爆撃に耐えてきたし、ここで殉教者として死ぬ覚悟はできている」とモハマド・アリさん(30)はテキストメッセージで語った。

アリさんは、家族が市内で何度か避難しているが、食料、水、薬が不足していると語った。

「占領軍は、戦争が再開するかのようにガザ市を爆撃している。すぐに停戦になることを望みますが、そうでなければ神のご意思でしょう」

ラファでの戦闘

イスラエルは昨年、ハマス率いる武装勢力が国境フェンスを越えてイスラエル南部に突入し、イスラエルの集計によれば1,200人を殺害、250人以上の人質を捕らえた後、ガザ地区への攻撃を開始した。

それ以来、イスラエルの攻撃によって、ガザの医療当局によれば38,000人以上が死亡している。

ハマスが運営するガザ政府のメディア・オフィスによると、イスラエル軍は、住宅地を破壊した2週間以上の新たな軍事侵攻の後、数十人が死亡し、ガザ東部のシェジャイア郊外を撤退したという。

飛び地の南端、エジプトとの国境に近いラファでは、5月以来、戦車が街の大部分で活動しているが、住民によれば、ハマス、イスラム聖戦、その他の小派閥との戦闘の中、軍は西部と中央部で家屋の爆破を続けているという。

パレスチナ保健当局によると、ラファ西部のテル・アル・スルタンでイスラエル軍の空爆があり、子どもを含む4人が死亡した。

イスラエル軍は木曜日未明、ラファ地区から発射された約5発のロケット弾は迎撃に成功したと発表した。

カタールとエジプトでの交渉は、先週のハマスの重要な譲歩に続くもので、イスラエルが最初に戦争終結に同意しなくても、停戦を開始し、人質の一部を解放できることに同意した。

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、ハマスを制圧するまで戦争を停止させるような取り決めには、右翼内閣が反対している。

ロイターの取材に応じた2人のハマス関係者は、エジプト、カタール、アメリカが主導する現在進行中の協議の内容について、すぐにコメントしなかった。

「今日、ハマスと調停者の間で、占領軍からどのような返答があったかを確認する会議が開かれる予定だ」と、調停に近いパレスチナ政府関係者は語った。

ロイター

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