
ロンドン:ヨルダン外務省は、軍事同盟との協力関係を強化するため、中東初のNATO連絡事務所をアンマンに設置すると発表した。
同省は共同声明の中で、同事務所はNATOとヨルダンの共通の関心分野における政治的対話と実務的協力を強化することにより、NATOとヨルダンの距離を縮めることになると述べた。
「NATOとヨルダン当局の定期的な関与が可能になり、国家的・地域的背景のより良い共有理解に貢献する」と声明は述べている。
NATOとヨルダンによれば、この事務所はまた、「戦略的分析、民間緊急事態計画と準備、危機管理、パブリック・ディプロマシー、サイバー・セキュリティ、気候変動などの分野における会議、コース、訓練プログラムなどを含むパートナーシップ・プログラムや活動の開発と実施を可能にする」という。
声明はまた、事務所の設立は、「ヨルダンが 地域的・世界的な文脈における安定の道標として、またテロリズムや暴力的過激主義を含む国境を越えた脅威との戦いにおける長年の擁護者として 重要な役割を担っていることを認めるもの」と付け加えた。
「オフィスの開設は、NATOとヨルダンの関係の自然な進展であり、今後も成長し続けるだろう」、とも声明は述べている。