モハメッド・ナジブ
ラマッラー:パレスチナ人が最近のイスラエル当局の政策に反発する行動を起こした後、東エルサレムのいくつかの街でゼネラルストライキが行われた。
若者らが19日午前3時から、Shuafat難民キャンプ、Al-Isawiya、Anata、Al-Ramの入口を封鎖した。
ほぼ同時刻にAl-IsawiyaとJabal Al-Mukaberの入口においてパレスチナ人の若者らとイスラエル部隊の間で激しい衝突が起こった。
東エルサレムの活動家らは、パレスチナ人労働者に対し、イスラエル領内の職場に出勤しないよう呼びかけた。
東エルサレムの各イスラム勢力は、住宅取り壊し、住人立ち退き、逮捕、罰金、金品の押収、銀行口座の差し押さえといったイスラエルの同地における政策を拒絶する声明を出した。
Shuafatキャンプに住むイブラヒム・インバウィ氏はアラブニュースに対し、パレスチナ人への措置の過激化とイタマール・ベングビール・イスラエル国家安全保障相が東エルサレムで推し進める政策が、市民的不服従とストライキの呼びかけの背景にある原因だと語った。
同氏は次のように述べた。「東エルサレムのパレスチナ人に対するベングビール氏による人種差別政策と冷酷な支配は、さらなる暴力とパレスチナ側の過激化につながると考えている」
東エルサレムには35万人ほどのパレスチナ人が暮らしており、その多くが2005年にイスラエルが建てた壁による悪影響を被っている。彼らはIDカードを与えられているものの、イスラエルの法の下で住民であって市民ではない。
イスラエル警察の車両と国境警備隊が大規模に配備される中、19日に若者らがAl-Issawiya、Jabal Al-Mukaber、Shuafatキャンプ、 Anata、Al-Ram、Kafr Aqabでタイヤを燃やして通りを封鎖した。
このうちの複数の場所において、エルサレムの若者らとイスラエル治安部隊の激しい衝突があった。
パレスチナ国家イニシアチブ運動のムスタファ・バルグースィー事務総長はアラブニュースに対し、市民的不服従はイスラエルの占領者による攻撃に対抗するために取り入れられた民衆的抵抗の手法だと語った。
「ベングビール氏とスモトリッチ氏が率いる占領政府のせいで、パレスチナ人には、自らと子どもたちの生活を守るために、民衆的抵抗と市民的不服従以外の選択肢が残されていない」と同氏は述べた。
ベングビール氏は19日にツイッターで次のように述べた。「警察に東エルサレムでの治安活動を継続するよう指示した。我々は断固とした対応を示し、違反者を一切許容しない」
パレスチナ外務省はベングビール氏のエルサレムに対する政策を、さらなる集団的懲罰を科すこと、民族浄化作戦を強化することを基本とするものだとして非難した。
同省はまた、ベングビール氏の行動は占領国のエルサレム併合失敗を示すものだとした。