
エルサレム:イスラエル軍は金曜日、ガザでの空爆がハマス軍のモハメド・デイフ司令官を殺害したことを示す兆候が強まっていると述べた。
イスラエル軍報道官ダニエル・ハガリ少将は記者会見で、「(モハメド・)デイフの殺害が成功したことを暗示する兆候が強まっている」と述べた。
イスラエルはすでに、7月13日の攻撃でハマスのハーン・ユーニス旅団司令官ラファ・サラマ氏が死亡したと発表している。
ハマスのある幹部は、証拠を提示することなく、イスラム主義グループの軍事組織の司令官であるデイフ氏は、空爆にもかかわらず「元気で作戦を監督していた」と述べた。
しかしハガリ氏は、2人のハマス指導者は「空爆のとき隣同士に座っていた」と述べた。彼は、ハマスがデイフ氏に「何が起こったかを隠している」と非難した。
「我々はそれを突き止め、確認し、明らかにする」とハガリ氏は語った。
攻撃の映像には、人通りの多い通りに灰色のきのこ雲が立ち込める様子が映っていた。爆発は巨大なクレーターを残し、テントの残骸が散乱し、建物は粉々に吹き飛ばされた。
兵器専門家2人がAFPに語ったところによると、ネット上に出回っている爆発現場の動画に映っていた弾薬の切れ端は、米国製の統合直接攻撃弾(JDAM)の尾翼で、旧式の無誘導爆弾を精密弾に変えるものだという。AFPはこの映像を独自に確認することはできなかった。
元米陸軍爆発物処理技術者のトレバー・ボール氏は、JDAMは1000ポンド(450キログラム)か2000ポンド(900キログラム)のペイロードで使用された可能性が高いと述べた。
イスラエルは、デイフとサラマの両氏が、ガザ戦争の引き金となったハマスによる10月7日の攻撃の「首謀者」の1人だと述べている。
イスラエルの数字に基づくAFPの集計によれば、ハマスによるイスラエルへの攻撃は、民間人を中心に1,195人の死者を出した。
ハマスが支配するガザの保健省のデータによると、イスラエルの軍事報復により、ガザでは少なくとも38,848人が死亡した。
AFP