

ベイルート:レバノン国会の外務委員会責任者であるファディ・アラマ議員は「レバノン南部への攻撃回数は7月15日までに5,736回を超え、538人の殉教者と1,850人の負傷者がでました」と明らかにした。
外務委員会は水曜日、EU、スイス、ノルウェー、英国、カナダの大使数名と会談し、「停戦後における政府活動 」の準備の一環として、現在も続いているイスラエルによるレバノン南部への攻撃の評価を発表した。
アラマ議員は、「イスラエルが、故意に1,800ヘクタールもの国土を焼失させたと話すと、外交使節団や国際機関の代表は驚いていました。また、標的となった学校の数や、授業を受けることができずに移動を余儀なくされた生徒の数にも驚いていました。さらに、日々攻撃を受けている地域から、新たに28,000世帯が避難していることも報告しました」と述べた。
同議員は、政府は早急に対応を策定する緊急性があると述べた。
国会外務委員会のワエル・アブ・ファウル議員は、「イスラエルの攻撃による人的、健康的、都市的、農業的、環境的損失は莫大なものになっています。レバノンの機関の初期の概算では、他の損害や損失に加えて、これまでに約20億ドルの損失が計上されています」と述べた。
同氏は続けて 「この問題は、国内でアラブおよび諸外国との外交問題として対処しなければならず、レバノン国家にとっての新たな挑戦です。国は破産しており、そのような責任を負う余裕はありませんが、戦争の可能性や政治団体による戦争の正当化に関して、一部の関係者の間で議論を呼ぶような政治的事情があろうとも、国民に対する責任を放棄することはできません」と述べた。
ヒズボラとイスラエル軍の交戦は水曜日も続いた。イスラエルのメディアによると「レバノン北部では43の入植地の居住者が避難し、1500以上の建物、自動車、インフラが被害を受けた。さらに、6つの工業地帯が被害を受け、数百の企業がヒズボラの攻撃により閉鎖を余儀なくされた」と報じた。
イスラエルは水曜日、カフル・シュバ、テイル・ハルファ、フラを空爆と砲撃の標的とした。空爆はまた、クファル・ハマムの家屋を標的にし、破壊した。この小さな村は、ナバティーエ県東側のハスバヤ地区にある。
ヒズボラは、イスラエル国内で「Hudhud」ドローンによって、レバノン国境から約50キロに位置するラマト・ダヴィド空軍基地内を録画した新しい映像を公開した。
ヒズボラによると、この映像は火曜日にドローンを使って撮影された。