ベイルート: レバノン保健省によれば、10月のガザ戦争開始以来、ヒズボラがイスラエルとほぼ毎日銃撃戦を繰り広げているレバノン南部をイスラエルが攻撃し、月曜日に2人が死亡した。
先週以来、イランとヒズボラを含むテヘランが支援するグループが、ハマスの政治指導者がテヘランで殺害され、イスラエルがベイルートでヒズボラの軍事責任者を殺害したことへの復讐を誓い、緊張が高まっている。
レバノン保健省は声明の中で、「(マイス・アル・ジャバル)町の墓地付近で起きた敵の襲撃により、2人が死亡した」と述べた。
レバノン国営通信は、「今朝のマイス・アル・ジャバルの襲撃で殉職した2人のうち1人は、リサラ・スカウトの救急隊員であった」と伝えた。
ヒズボラの盟友アマル運動と提携するリサラ・スカウトの救助隊員アリ・アッバス氏はAFPに、救急隊員は先の襲撃現場を視察するため、別の人物とオートバイで移動していたと語った。
「彼は(その地域に)民間人や人がいるかどうかを見に行った」という。
イスラエルとの国境から2キロも離れていない最前線の村マイス・アル・ジャバルは、国境を越えた衝突が始まって以来、激しい砲撃に見舞われ、ほとんどの住民は立ち退きを余儀なくされている。
月曜日未明、ヒズボラは、レバノン南部でのイスラエルの「攻撃と暗殺」に対抗して、イスラエル北部の軍事施設を「爆発物を積んだ無人機」で標的にしたと発表した。
イスラエル軍は、「レバノンからイスラエル北部に渡る多数の不審な空中目標が確認され」、火災が発生し、将校と兵士が「中程度の負傷」を負ったと発表した。
AFPの集計によれば、10月以降の国境を越えた暴力により、レバノンでは少なくとも549人が死亡した。
併合されたゴラン高原を含むイスラエル側では、軍の統計によると22人の兵士と25人の民間人が死亡している。
AFP