アンカラ:過去4日間にわたりトルコ第3の都市イズミル周辺の森林を襲った火災は、ほぼ鎮圧されたと、日曜日に当局が発表した。
イブラヒム・ユマクリ農林相は、高温の箇所を消火する努力は続けられているが、炎は現在一箇所でほぼ制御されていると述べた。
「市街地を見下ろす部分には危険はない。消防士たちは火を谷に閉じ込めた。神に感謝し、イズミルのYamanlar地域でこの火災は現在制御下にある “とユマクリ氏は記者団に語った。
イズミル県で土曜日に発生した新たな火災のうち、チェスメの海辺のリゾートを脅かしていたものも、住民の迅速な避難のおかげもあり、けが人もなく鎮圧されたと大臣は述べた。
イズミルから南へ約20キロ(12マイル)の地区では、炎が急峻な谷を焦がし続けているが、ペースは遅い、とユマクリ氏は付け加えた。
イズミルでは少なくとも43棟の建物が被害を受け、都市計画相のムラット・クルム氏によると、26人が炎に関連した負傷で入院した。
野生動物、猫、犬は火災で死亡したが、人間の犠牲者はまだ報告されていない。
科学者たちは、気候変動が熱波を含む異常気象をより起こりやすく、より長く続き、より激しくし、山火事のリスクを高めていると述べている。
イズミルの火災は木曜日に発生し、時速50キロ(30マイル)の風によって住宅地に急速に広がった。
消防士はいくつかの町から派遣され、軍隊と警察も出動した。
北西部のボルや西部のアイディンなど、トルコの他の都市の森林地帯でも5件の火災が続いている。
イズミルの火災は、この夏トルコで発生した火災の中で最大のものだった。
6月には南東部マルディンで火災が発生し、15人の命が奪われた。
AFP