

カイロ/ワシントン:日曜日にカイロで行われたガザ停戦交渉では、ハマスもイスラエルも調停者が提示したいくつかの妥協案に同意せず、合意はなかったとエジプト治安筋2人が語った。
しかし、あるアメリカ高官は、今回の協議は「建設的」なものであり、「最終的で実行可能な合意」に到達するために、すべての側で行われたと述べた。
「このプロセスは、今後数日間、作業部会を通じて継続され、残された問題や詳細にさらに取り組むことになる」と、匿名を条件に語った高官は、チームはカイロに留まると付け加えた。
イスラエルによるガザでの壊滅的な軍事作戦を終結させるための合意や、戦争の引き金となった10月7日のイスラエルへの攻撃でハマスが拘束した人質の解放は、数ヶ月に及ぶ会談でも実現しなかった。
カナダのハリファックスで行われた記者会見で、ジェイク・サリバン米国家安全保障大統領補佐官は、ワシントンは停戦と人質取引を実現させるため、カイロでまだ「尽力」していると述べた。
米国、エジプト、カタールが仲介する現在進行中の協議の主な対立点には、いわゆるフィラデルフィア回廊(ガザ南部とエジプトの国境に沿った長さ14.5キロ(9マイル)の狭い土地)におけるイスラエルの存在が含まれる。
仲介者は、フィラデルフィア回廊とガザ地区の中央を横切るネツァリム回廊にイスラエル軍が駐留することについて、いくつかの代替案を提示したが、いずれも当事者には受け入れられなかったとエジプト筋は述べた。
イスラエルはまた、ハマスが釈放を要求しているパレスチナ人拘束者の何人かに難色を示し、イスラエルは彼らが釈放されればガザから退去するよう要求した、と情報筋は付け加えた。
木曜日以来、イスラエル、アメリカ、エジプトのチームの間で、残されたギャップを縮めるために、多くの行き来があったとアメリカの高官は語った。
日曜日には、イスラエルの高官が調停者のサポートのもと、未解決の問題に対処するために協議に参加したと、米国高官は語ったが、突破口があったかどうかについての明確な評価はしなかった。
ハマスによれば、イスラエルは回廊から軍を撤退させるという約束を反故にし、停戦が始まれば人口の多い北部に帰還するパレスチナ人を選別するなどの新たな条件を突きつけたという。
ハマス幹部オサマ・ハムダン氏は、「7月2日に合意した内容からの後退や新たな条件についての話し合いは受け入れない」と、日曜日に同グループのアル・アクサTVに語った。
ハマス高官筋がロイターに語ったところによると、ハマス側は7月、ガザ紛争終結に向けた合意の第一段階から16日後、兵士や男性を含むイスラエル人質の解放について協議を始めるというアメリカの提案を受け入れた。
ハマスの代表団は、仲介者と会談を行った後、日曜日にカイロを出発したと、高官Izzat El-Reshiq氏が語った。
ロイター