
エルサレム:パレスチナ当局によると、イスラエルは水曜日、ヨルダン川西岸地区全域で空襲を開始し、少なくとも9人のパレスチナ人を殺害、不安定なジェニン市を封鎖した。
イスラエルは、ハマスが10月7日にガザを攻撃して以来、ほぼ毎日ヨルダン川西岸地区を空襲している。
パレスチナの武装勢力は、イスラエル軍と交戦していると述べた。ジェニンのカマル・アブ・アルルブ知事はパレスチナのラジオで、イスラエル軍が街を包囲し、出入り口と病院へのアクセスを封鎖し、キャンプ内のインフラを破壊したと述べた。
イスラエル軍はヨルダン川西岸地区のジェニンとトゥルカレムで活動していることを確認したが、詳細は明らかにしなかった。
パレスチナ保健省によると、ガザでの戦争が始まってから10ヶ月以上経つが、ヨルダン川西岸地区では600人以上のパレスチナ人がイスラエル軍の攻撃で死亡している。そのほとんどは、武装勢力との銃撃戦の引き金となるような襲撃の最中に死亡している。
イスラエルは、この作戦はハマスやその他の武装勢力を解体し、イスラエル人への攻撃を防ぐために必要なものであり、戦争が始まって以来、イスラエル人への攻撃も増加しているとしている。
パレスチナ保健省によると、水曜日未明、ヨルダン川西岸地区のトゥバスで7人、ジェニンで2人が死亡した。同省は、ジェニンで死亡した2人をカッサム・ジャバリン(25)とアセム・バルート(39)両氏と特定した。
イスラエルは1967年の中東戦争でヨルダン川西岸地区、ガザ、東エルサレムを占領した。パレスチナ人はこの3つすべてを将来の国家として望んでいる。
イスラエルはヨルダン川西岸地区に多数の入植地を建設し、50万人以上のユダヤ人入植者が住んでいる。彼らはイスラエル市民権を持っているが、ヨルダン川西岸地区の300万人のパレスチナ人はイスラエル軍の統治下にあり、パレスチナ自治政府が人口集中地区を限定的に支配している。
AP